読書日和

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HiKaRi Library Concert 2021年10月

2021-10-04 19:28:08 | コンサート、演奏会


(写真左からピアノ田中香織さん、ヴァイオリンrio(浦川莉緒)さん、エレクトーンRIONさん)

10月2日、山口県周南市立徳山駅前図書館の2階広場で行われた、新感覚音楽ユニットHiKaRi(ヒカリ)のHiKaRi Library Concertを聴きました。
新感覚音楽ユニットとあるように、HiKaRiはヴァイオリン、ピアノ、エレクトーンという他のコンサートであまり見かけない珍しい編成になっています。
偶数月にコンサートを開催していて、6月に初めて演奏を聴いた時に良い演奏だなと思い、その後8月、そして今回と連続で聴きに行きました。
秋の開催となった今回は序盤で一気に世界観の良さに引き込まれながら聴くことになりました


1. アニメ「ルパン三世」より:ルパン三世のテーマ(3人で演奏)





(RIONさん演奏中。今回はハロウィンの時期なので楽器がハロウィン仕様になっていました)



(田中香織さん、rioさん演奏中)

誰でも一度は耳にしていそうな、有名な「タータタッタ~~、タータター」のメロディをヴァイオリンが演奏する時、1回目を低めの音で演奏していたのを2回目で高音に変えてきた時に胸が高鳴りました
この曲の演奏は音色がとても楽しく、「音がよく伸び、よく走り、よく響いている」と思いました。
しかも今回のコンサートで何回も思うことになりました




(1曲目終了後の挨拶の様子)

1曲目にルパン三世のテーマを持って来た選曲のセンスが良いと思いました
胸が躍り、一気にワクワクしてコンサートの世界に入って行けました



2. Superfly:愛をこめて花束を(3人で演奏)





(エレクトーンは足も活発に使って演奏するので、自在に演奏出来るようになるのはかなり大変ではと思います)



凄く良いと思いました。
音色が派手で華やかで、ドラマチックでキラキラしている印象を持ちました
6月に聴いた時も良いと思いましたが今回はさらに良いと思いました。

2曲目のドラマチックさ、きらびやかさでコンサートの成功を決定付けたように思います。
1曲目から2曲目への構成の良さが際立っていました。



3. アンダーソン:舞踏会の美女(ヴァイオリンとエレクトーンで演奏)







「舞踏会の美女」はクラシックの曲で、クラシックのコンサートはたくさん聴いていましたがこの曲は初めて聴きました。
ゆったりとした音色が「楽しそう」なのが印象的で、ノリノリだなと思いました
音が躍っているかのようでした



4. ディズニー映画「アラジン」より:アラジンメドレー(ピアノとエレクトーンで演奏)



最初に有名なアラジンのテーマ「A Whole New World」が演奏され、ドラマチックな音色でワクワクした気持ちになりました。
そこから緊迫した音色の曲へと変わり、緊迫感と対照的に雰囲気が良いなと思い引かれました。



5. モンティ:チャルダッシュ(ピアノとヴァイオリンで演奏)



(ヴァイオリンの弓の構えは大まかに、低音を演奏する時は地面に対して水平に近い位置、高音を演奏する時は垂直に近い位置になります。なので写真は低音の演奏中となります)

「チャルダッシュ」はクラシックの曲で、コンサートでもよく演奏される人気曲です。
フィギュアスケートの浅田真央さんが現役時代に使用したこともあります。
ヴァイオリンの音の伸びが非常に良いなと思いました。
音の強弱の変化も良く、ダイナミックで立体感のある聴こえ方をしていました



6. 寺井尚子:IN THE MOOD FOR RAG(3人で演奏)





(ピアノもハロウィン仕様になっていて、少しお化けが見えています)



「IN THE MOOD FOR RAG」とは「ラグな気分で」という意味で、ラグな気分とはどんな気分なのかが気になりました。
調べてみると「肩肘張らずに気楽に」といった意味合いになるのかなと思いました。
とても楽しい曲で、スピードが速くコミカルでもあってかなり盛り上がりました



7.ReoNa :虹の彼方に(ピアノとヴァイオリンで演奏)



とてもしっとりとした安らぐ音色で、そのしっとりさの中でピアノが力強くなった場面が特に良かったです
秋の月夜の晩によく合うと思いました。



8. 嵐:カイト(ヴァイオリンとエレクトーンで演奏)



こちらもしっとりとした安らぐ音色でした。
7、8曲目は終盤に向けて一旦しっとりとした雰囲気になっていて、この辺りの緩急のついた構成も上手いなと思いました。



9. Shakatak(シャカタク):Night Birds(ピアノとエレクトーンで演奏)







Shakatakはイギリス出身のフュージョンバンドで、フュージョンとはジャズを基調にロックやラテン音楽、電子音楽、クラシック音楽などを融合させた音楽のことです。
ロマンチックな音色で、ピアノのきらびやかで弾むようなタッチがまるでスキップしているかのようでした
それに続いたエレクトーンの音色がかなり印象的で、気だるげに窓の外を見ているような面白い響きをしていて、この曲も秋の夜に合っていると思いました。





10曲目演奏前にメンバー紹介がありました。
良い演奏をされているのでぜひ長く活動していってほしいです



10. TOTO(トト):Child's Anthem(3人で演奏)





(写真のヴァイオリンの弓の構えは地面に垂直近くなっていて、高音の演奏となります)

かなり良かったです。
冒頭エレクトーンがゆったりとドラマチックに、少し悲しそうに演奏を始め、そのまま行くのかと思ったら一気に速いスピードで力強く刻む演奏になって驚きました。
ガラッと変わった音色にインパクトがあり、さらに曲全体を通してドラマチックな雰囲気がありとても引かれました



(Child's Anthem演奏時の動画です)



11. 葉加瀬太郎:情熱大陸(3人で演奏)



コンサートの司会進行をしている田中香織さんが「HiKaRiと言えばこの曲」と言っていたように、今回も最後は楽しく情熱大陸を演奏しました。
6月から3回聴いた中で一番良いと思いました


今回のコンサートもとても楽しかったです。
周りを見るとたくさんの人が聴いていて、中でも立ち見の母親に連れられた小さなお子さんが大きな声も出さずに聴き入っていたのが印象的で、それだけ楽しくて興味を引く演奏だったのだと思います。
いつも以上に音がよく伸び、よく走り、よく響いているように聴こえ、3回聴いた中で今回のコンサートが一番良いと思いました。
12月もぜひ聴きに行きたいと思い、次はどんな演奏になるのか今から楽しみです


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演奏者プロフィール

ヴァイオリン【浦川莉緒(rio)】(音楽家・演奏家)

クラシックからポピュラーまで幅広いジャンルを手掛ける実力派ヴァイオリニスト。
音楽大学首席卒業。
フランスへ短期留学、数々のコンクールで入賞し実績を残しながら、国内外の著名なマスタークラス等で研鑚を積み演奏活動を始める。
人柄が現れる音色に魅了されるファンも多い。


ピアノ【田中香織】(ヤマハシステム講師)

乳幼児から大人までの幅広い層への総合音楽指導にあたる。
コンクールなどでは自身も実績を残してきたが、現在は多くの優秀生を輩出し、ピアノ指導の育成を行っている。
イベント等での演奏も行うが、他楽器の伴奏者としても演奏し、関係者から高い支持、信頼を得ている。


エレクトーン【RION】(音楽大学1年生・シンガーソングライター)

3歳で初めて作詞作曲をし、5歳からエレクトーン曲等の作曲を始める。
毎年全国各地のコンサートで自作曲を演奏し、高い評価を得る。
また、毎年数々のコンクールで受賞してきた。
ソロ活動として様々なプロアーティストと多彩なコラボをし、全国各地の多くのミュージシャン、関係者から評価を得ている。
シンガーソングライターとして2020年春、全国CDデビューをし、2021年春、セカンドアルバムも発売。
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-----HiKaRiのコンサート-----
HiKaRi Library Concert Vol.27(2021年6月)
HiKaRi Library Concert Vol.28(2021年8月)
HiKaRi Library Concert 2021年12月
HiKaRi Library Concert 2022年4月
HiKaRi Library Concert 2022年6月


-----rioさん登場のコンサート、演奏会-----
エリザベト音楽大学 Autumn Concert
エリザベト音楽大学 第77回定期演奏会
一楽章f未完成 弦楽四重奏コンサート
エリザベト音楽大学 ザ・シンフォニック・エンターテインメント
威風堂々クラシック in Hiroshima 2019
エリザベト音楽大学 2019年度卒業演奏会


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「海賊とよばれた男 (上)」百田尚樹
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