読書日和

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選挙における1票の価値

2021-10-31 14:52:01 | ウェブ日記


(日本の国会議事堂。写真はネットより)

今日10月31日は第49回衆議院議員総選挙の日です。
私は早めに済ませようと思い9時前に投票所に行きました。
朝の時間帯でも投票に来る人は居るもので、何人もの人が受け付けで手続きをして投票用紙を貰っていました。

仕切りのされた記入場所は二段階に分かれています。
1回目で小選挙区の候補者名を書き、2回目で比例代表の政党名を書くのと最高裁判所裁判官国民審査(不信任の裁判官の欄に×を記入)をします。

小選挙区の候補者名を書こうとした時、ふと厳粛な気持ちになりました。
国レベルの大きな判断に自身も参加しているのだなという実感が湧きました。
「選挙権(投票出来る権利)」は、現代では18歳以上(数年前までは20歳以上)の全ての人に与えられていますが、昔はそうではありませんでした。
人間、「与えられて当たり前」という認識だとその尊さも忘れてしまいがちで、投票に行かない人も多く、投票率は伸び悩む傾向にあります。

ありがちな意識として、「自身の1票くらいで影響はないので投票に行かない」があります。
たしかに1人だけであれば、大勢に影響ない場合が大半かと思います。
ところが、同じ意識の人が1万人、10万人と増えてくると状況が変わってきます。
その1万人、10万人が誰に投票するかで戦局を大きく左右する場合があると、私は思います。

また稀に当選者と落選者の票差が数10票あるいは数票というごくわずかの差になる場合もあります。
そういった際どい差での決着になると、自身の1票の重さをずしりと感じるようになります。

これらのことから、自身の手元にある小選挙区、比例代表のそれぞれ1票は、決して無駄ではないと思います。
権利には責任もあり、投票に行かなかったのに後で不満を言っても、「あなた投票に行かなかったでしょう(責任を果たしていない)」と言われればそれまでです。
付与された権利を当たり前と思って慢心せず、大事に扱う意識を持って行きたいと思います。