教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

学位論文の目次(第3部:教員講習)

2014年09月08日 23時55分55秒 | 教育会史研究

 さあ、学生がだんだん大学に戻ってきたため、ジワジワ忙しくなってきました。入試など学生募集も活発化してきました。間に合わなくならないように、はやく今年の研究をおしまいにしなければ…

 さて、今日もこりずに学位論文目次の続き。第3部も第2部と同様、もう1章追加する予定です。


白石崇人「明治期大日本教育会・帝国教育会の教員改良―資質向上への指導的教員の動員―」(学位論文)

 第Ⅲ部:教員講習による学力向上・教職理解の機会提供

      はじめに

第1章:夏季講習会による教員講習の開始

 1.明治24~26年における夏季講習会の開催
  (1)夏季講習会の開始―中等教員養成と学科研究
  (2)多様な受講者と受講意欲
  (3)現職小学校教員への学習機会の提供
 2.高等教育機関の学者による最先端の講習内容
  (1)明治24年の夏季講習会の様子と講師
  (2)明治25年の夏季講習会の様子と講師
  (3)明治26年の夏季講習会の様子と講師
 3.夏季講習会の本当のねらい
  (1)学力形成・教職意義の理解による教員の品位向上
  (2)「研究」する教員を求めて

第2章:大日本教育会による教員講習の拡充 ―年間を通した学力向上の機会提供―

 1.「講義」から「学術講習会」へ
 2.明治27~29年の夏期講習会の実態
  (1)夏期講習会の定着
  (2)夏期講習会後の自主学習の手引き
 3.学校教員対象の各種講義の開講

第3章:帝国教育会結成直後の教員講習 ―教員の学習意欲・自律性への働きかけ―

 1.「学術講習会」から「学術講義会」へ

  (1)教員講習事業の継承と発展
  (2)講義会の変容―教員講習から大学公開講座へ
 2.夏期講習会の展開
  (1)夏期講習会の継続
  (2)夏期講習会に対する教員の要求
  (3)教員の団結と自律性への言及

第4章:帝国教育会による教員講習の拡充 ―中等教員講習所に焦点をあてて―

 1.会員の期待に支えられた教員講習の拡充

 2.中等教員講習所の設置と運営
  (1)中等教員講習所の設置過程
  (2)中等教員・文検受験者養成を目指す講習
  (3)修了生の輩出と中等教員養成講義録への発展
  (4)中等教員講習所の廃止
 3.中等教員講習所における講習内容とその結果
  (1)現職小学校教員が通える夜間課程
  (2)地方小学校教員への学習機会の提供
  (3)数学科の教育課程とその結果
  (4)地理歴史科の教育課程とその結果
  (5)国語漢文科の教育課程とその結果
  (6)英語科の教育課程とその結果

      第Ⅲ部の小括

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