皆様 おはようございます。
10月13日(火)の朝です。 鳥取の天候は、時々
風もなく、比較的暖かく、過ごしやすい気候です。
さて、本日ご紹介するのは、左膝痛で来店された女性の事例です。
◆概要
・左足の膝下の内側に痛みが起こり、歩行にも苦労するほど。
・寝ているときや椅子に座っているときなどは痛くないものの
立ち姿勢など足に荷重がかかると膝下内側に痛みが発生。
・病院では、「炎症が起こっているがすぐ直る。」と言われ、何度か
通い注射などの治療を受けたが、一向に治る気配がなく困っている。
◆体を診させていただくと
・膝関節に異常は見当たらない。
・炎症(発熱&発赤&痛み&腫れ)は起こっていない。
(炎症のための4つの症状のうち痛み以外は起こっていない。)
★原因は、神経性又は筋肉の原因であると想定されます。
・左足の触診検査の結果次のことがわかりました。
①太腿の筋肉(大腿四頭筋)が硬くコリコリ状態になっている。
②左膝下内側の部分の筋肉が盛り上がっている。
(縫工筋がすねの骨に付着する部分です。)
③腰椎(腰の骨)が左方向にズレており、足に向かっている
神経を圧迫している。
④骨盤が崩れている。(腸骨筋、殿筋などが影響)
★縫工筋の筋肉コリ、腰椎の崩れによる神経圧迫の2つが原因と推測。
◆改善施術
・お尻、骨盤内側の筋肉(殿筋&腸骨筋)を緩め、
矯正により骨盤を整えます。
・腰周辺の筋肉(脊柱起立筋、腰方形筋など)を緩め、
矯正で腰椎の崩れを整えます。
→ この時点で、立ち上がり足を屈伸していただくと
膝の痛みが緩和しているが、まだ少し痛みがあるとのこと。
・左太腿の筋肉を緩めます。
(大腿四頭筋、縫工筋)
→ 再び、立上り足を屈伸していただくと
膝の痛みが全くなくなり、足が軽く動かせるようになったとのこと。
▼その後、気になっていた背中右側の筋肉を緩め、施術を終えたのです。
◆施術中、この女性から病院での診察状況を伺うと
・膝が痛いというと、レントゲン撮影を指示され、骨に異常はないと言われた。
・痛い部分を見たり、足の触診もせずに「炎症だからすぐ直る。」と言われ
注射をされた。
・何日しても改善しないため再び、病院に行ったが「治らないのか??」と
言われ「再び、注射をされました。」とのこと。
★炎症と決めるためには本来、次のことを触診などで確認するのですが???
①患部を触診し「発熱の有無」「腫れ具合を確認」
②患者から痛みの申告