皆様 おはようございます。
10月26日(月)の朝となりました。
本日は今月2回目の葛飾出張施術日なんです。
午前8:30頃には自宅を出発し、環七をひたすら走り葛飾に向かいます。
所要時間は概ね1時間15分程度。
今日はどのような症状の方がお越しになるのか???
行き先の職場ではすでに順番と時間配分が決まっており、私達をお待ちかねなんです。
さて、本日は腰の不調に悩む60代中盤の女性の事例をご紹介します。
この方の症状改善はなかなか改善出来ず手こずった事例なんです。
◆不調概要
・水泳教室に通っており、最近は平泳ぎ、バタフライなどに取り組んでいる。
・腰がだるく、痛みがある。
・痛みの場所は、左腰周辺で「ここです。」というように場所が特定が出来ない。
◆体を診させていただくと
・腰の骨(腰椎)が上部に行くほど右側に傾いている。
・右腰の筋肉(腰方形筋)が縮み、腰椎を右側に引っ張っているようです。
・骨盤が左側にズレ、右方向に回旋しています。
また、左右の骨盤の高さが大きく違っていました。
腸骨→ 左側:低い 右側:高い
仙骨→ 右方向に回転している
・腰の骨(腰椎)のズレがあり神経を圧迫しているようです。
・腰椎5番 → 左側にズレ
・腰椎4番 → 右側にズレ
・背骨両サイドにある「脊柱起立筋」がとても硬く、カチカチ状態になっていました。
★原因を、次のように想定し施術を行うことにしたのです。
①右側の腰方形筋の短縮で右骨盤が引き上げられ、腰椎が右に傾いている。
②骨盤の回旋により腰周辺の筋肉に負荷がかかっている。
→ 上記により腰周辺が重だるく感じている。
③腰椎のズレ、仙骨のズレによる神経圧迫で痛みが起こっている。
→ 上記により腰周辺に痛みが起こっている。
◆改善施術
<改善施術 1 >
・上記の①~③を念頭に改善を図るため
・お尻、腰周辺の筋肉を緩める
・崩れた骨盤、腰椎を整える
などを行ったところ、7~8割方痛みなどの不調は軽減されたとおっしゃるのですが、
今ひとつスッキリとしないとの申し出でした。
<改善施術 2 >
・そこで腰周辺の筋肉に影響を及ぼす筋肉に着目し施術を行うことに。
・お尻の筋肉(大殿筋、中殿筋)
・更に、腰方形筋、脊柱起立筋を再度緩めることに。
しかし、腰周辺の不調は変わらず残ったままでした。
<改善施術 3 >
・次には、大腰筋に着目し緩めることに。
・大腰筋を緩めはじめたのですが、5分程度経過しても痛みが変わらず続きます。
・10分経過した頃にようやく、
「不調であった腰周辺が温かくなってきました。」とのこと。
・場所を変えながら30分ほどかけて大腰筋を緩めるていると
「緩めている筋肉の痛みも無くなり、腰周辺の不調もなくなりました。」とのこと。
★来店から不調解消までに約2時間20分を要したのです。
★原因は、次の3点でした。
①腰周辺の筋肉コリ (腰方形筋、大腰筋)
②腰椎のズレ
③骨盤の崩れ(骨盤の回旋、仙骨の崩れ)