里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

ハクウンボク 白い花房

2021-05-27 | 日記

登米市東和町米川地区北東部、なだらかな山地の頂稜から頂稜へと、なぞるかのように林道
が通っていて、一帯には若い落葉広葉樹の林が広がっています。林道沿いは日当たりが良い
ことから木々の花付きが良く、歩きながらでも花を見つけやすいので、撮影するには好都合
です。ただ樹齢20年ほどと思われる若木が多く、どの樹種も花数が少ないのが難点です。

今回の踏査の狙いはハクウンボクの花です。林内で咲いているのは見たことがあるものの、
葉陰に咲いた花は目立たず、良い写真にはなりません。この林道沿いなら日差しを受けた花
が見られるだろうと、花期の見当を付けて歩いてみました。

                              二枚とも2021.5.25撮影

林道を2~3km歩きましたが、日を受けて花を咲かせている木は2本しか見つかりません
でした。他にも3本の木に花が咲いていたものの、何れも山蔭に生えていたりして良い写
真を撮ることができませんでした。

ハクウンボクはほぼ5年に一度、多くの木で大量に花を咲かせる現象が見られるそうです。
同種の木々が、同調して開花する年を合わせることを「一斉開花」と呼ぶようです。
今年が5年に一度の、一斉開花の年なのかも知れませんね。
一斉開花は花粉を運ぶ虫たちをより多く誘うためで、これはより多くの実を結ぶための植物
のしくみだと言われています。

                              二枚とも2021.5.25撮影

ハクウンボクは2018年の7月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。

https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/656e964cfb9b9d138321a6c3e8e7dc66

 



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