町内のスポーツ施設外周を散歩していると、パークゴルフ場近くの駐車場に、黄色味を
帯びた小さな花が咲いているように見えます。立ち寄ってみると、砂利敷の駐車場の隅の
方に、地味な黄緑色の坊主頭状の花を付けた野草が30~40株生えています。
これはたしか・・コシカギクだよね ?
以前、洗車場の舗装の割目に生えているのを見たことがあります。
二枚とも2020.5.12撮影
はっきりした特徴がありますから、一度覚えたら忘れません。
頭花は黄緑色の筒状花だけからなっていて、直径7mmほどの半球状に盛り上がっています。
キク科の植物ながら、それらしき花びら(舌状花)がないのが特徴で、葉が羽状に細かく裂け
ているのも独特ですね。宮城県北では、道路端や砂利敷の駐車場などで時々見かけます。
アジア北東部~北アメリカが原産地と言われていますが、北海道の海岸寄りには元々分布し
ていたとする説もあります。現在では、北海道や東北地方などの冷涼な地方を中心に、各地
の道端や空地、海岸の砂地等に生えているようです。
2020.5.12撮影
キク科シカギク属の1年草で、アジア北東部~北アメリカ原産の帰化植物。
現在では北海道~東北地方等の冷涼な地域を中心に、各地に広がっている。
海岸の砂地に多く、内陸でも道端、空地等に生える。草丈は10~30cm。
茎は無毛で、上部でよく分枝する。葉は互生し、2回羽状全裂、裂片の幅は0.3-0.5mmと
細く、基部は茎を抱く。
北海道での花期は7~9月、宮城県での花期は5月。頭花は上向きに付き直径7mmほど、
黄緑色の筒状花だけからなり、半球状に盛り上がる。雄しべ5、雌しべ1。総苞片は4列。
果実は下位痩果、長楕円形で切頭。
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