里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

ルイヨウボタン 室根の大森山

2019-05-23 | 日記
一関市室根町津谷川地区東部に、大森山という標高756mの山があり、その山頂部や刈り払ら
われた防火帯にはヤマツツジやレンゲツツジが群生することで知られています。
この山でのツツジ類の開花は今月下旬になりますから、今回は沢筋や雑木林内で野草観察
することにしました。

小沢を遡っていくと次第に水量が細っていき、大石が積み重なったあたりで小さな湧水のよ
うになってしまいました。そこから上に水は無く、ゆるやかに開いた窪地になっています。
そこには残り花を付けたラショウモンカズラとか、ヤグルマソウなどが群生しています。




                             二枚とも2019.5.19撮影

そんな雑木林の林床に咲いていたのがルイヨウボタンです。
草丈が50cmほどあって、花が他の植物の上に出ているので探すのは容易です。
あちこちに咲いていますが、精々2~3本の茎が寄り添うだけで、群生しているのは見たこ
とがありません。

ルイヨウボタンの根茎は生薬名を紅毛七(こうもうしち)と言い、消炎⋅鎮痛作用があること
から、扁桃腺炎などの治療に、煎じて服用するとか。


                                 2019.5.19撮影

ルイヨウボタンは2016年の5月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。
雑木林のルイヨウボタン



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