石巻市雄勝町の峠崎道路を歩いていると、海側法面から立ち上がった木に、房状の
赤い実がたくさんぶら下がっているのを見付けました。
この辺りは夏場に何度も車で通っているのに全く気付きませんでしたから、やはり歩か
ないと話題性のあるものには出合えないのでしょう。
高い位置に生っているものの、直ぐにクマヤナギの実と判りました。
潮風が当たることでミネラル分が供給され、実生りを良くしているものと思われます。
二枚とも2017.7.19撮影
つる性木本ながら、古木になると太く黒い幹になるため、これがクマを連想させ、枝はヤナギの
ようにしなやかに垂れることから命名されたようです。葉がヤナギのようだとする説があるものの、
広楕円形の葉はヤナギには全く似ていませんね。
別名カナヅルとも呼ばれ、これは強靭で光沢のある枝の様子を針金に例えたものでしょう。
我が村でもカナヅルと呼んでいましたよ。
2017.7.19撮影
クマヤナギは2015年の8月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。
クマヤナギ 花と実を同時観察
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