里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

オニフスベ 大きな球形キノコ 

2017-08-12 | 日記
東松島市上下堤地区の、丘陵地の狭間を通る農道を歩いていると、路肩に丸く
白いものが転がっています。直径15cmほどもあるでしょうか。
初めは子供のゴムボールかと思いましたが、触ってみると少し湿っていて、張りのある
キノコのような・・・そう言えば、何年か前の新聞に、こんなキノコが載ったことが
ありましたね。〇〇フスベと言ったような ?

「キノコ 丸い フスベ」でネット検索したら、「オニフスベ」というのがありました。
大きくなると50cmにもなるようですが、これは15cmほどですから生長途上なのでしょう。
若いうちは食べられるとありますが、遠慮しときましょう。




                                 2017.8.11撮影

ホコリタケ科ノウタケ属のキノコで、草地、畑地、竹薮、庭先などの地上に発生する。
発生時季は夏~秋で、大きなタマゴ、或いはバレーボールのような球型で、大きなものは
50cmほどになる。表面は白色で基部に根状の菌糸の束をつける。
全体を覆っている皮は3層になっており、外側の皮は薄くて白色、中間層は厚くて淡黄色。
内側の層は薄い紙状で白色。
成熟すると茶褐色になる。外側の皮は網状にヒビが入り始め、やがて剥がれて茶褐色に
なった中間層が現れる。さらに皮が破れていき、やがて粉上の胞子を周囲に撒き散らす。
食用になるが、食べるのは内部が白い幼菌時のみで、成長したものは食べられない。


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