登米市中田町上沼地区北東部、丘陵地中腹の林道を東へ上がって行くと、背高な篠竹が密
生していて、そこにノイバラやアケビのつるが絡んで、より濃密な藪になっています。
そんな藪の上を這うつる草に、幾つもの白い花が咲いているのが見えます。
間近で観察すると、花びらの先が二つに裂けていますから、ナンバンハコベですね。
分枝したつるの先には、直径8mmほどの丸い実も幾つか見えます。
ナンバンハコベのつるは、普通の草藪では1.5~2mの長さなのですが、ここでは3~4m
の長さがあるようです。篠竹の丈が2m以上あり、その上を横に這っているわけですから。
ナンバンハコベはかなり希少な植物で、各地を踏査していても殆ど見かけません。
南関東や九州の都県では、絶滅危惧種に指定しています。
二枚とも2020.8.14撮影
ナンバンハコベは2018年の8月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。
https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/c29769fd05424255869567716ba516ae
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