一関市花泉町日形地区の北西部、渓流沿いにキャンブ場があるので、そこの駐車場
に車を置き、周辺を踏査しました。
駐車場から渓流まで遊歩道を下っていくと、渓流沿いに縦長の平坦地があって、野芝
などが生えています。夏場はテントサイトとして利用されているのかも知れません。
そこに何かが生え始めていて、屈み込んで観察するとフユノハナワラビですね。
先に開いた栄養葉の葉柄から、穂状の胞子葉が伸び始めています。
全体では40~50株は生えているようです。
平坦地を縁取るように広葉樹が植えられていますから、春~秋は半日陰になり、冬は
日当たりの良い場所になるのでしょう。渓流が近いので空中湿度が高く、フユノハナ
ワラビなどの羊歯植物にとっては、お気に入りの環境になっているようです。
二枚とも2018.10.5撮影
写真のように秋から初冬にかけて胞子葉を伸ばし、先の方に黄褐色の胞子嚢をたくさん付けま
すから、これが花のようだとしてフユノハナワラビと名づけられたようです。
山野草愛好家の間では「カンワラビ」と呼ばれているとか。
薬草として利用されていて、全草を乾燥して、腹痛や下痢止め、風邪などの解熱に用いるようです。
食用にもなるようで、晩秋から初冬にきれいな若芽や若葉を摘み取り、さっと茹でて酢味噌などに
するとぬめりが楽しめるそうです。
2018.10.5撮影
ハナヤスリ科ハナワラビ属の冬緑性羊歯植物で、本州〜九州に分布し、草丈は15~40cm。
比較的明るい丘陵~山地の林内や林縁、耕作地の法面や土手などに自生する。
根茎は短く、直立する。秋に初め栄養葉を出す。共通柄(担葉体)は短く、地際で栄養葉と
胞子葉に分かれて直立する。栄養葉の葉身は五角形で長さ5~10cm、幅8~12cm、3~4回
羽状深裂し、裂片には鈍い鋸歯があって頂片は円頭。ほぼ無毛で鮮緑色~濃緑色。
葉質はやや厚い草質。
胞子葉は栄養葉より著しく長く、高さは15~40cm。2~3回羽状に分枝し、円錐状に球形の
胞子嚢を多数付ける。晩秋から冬にかけて胞子散布後、胞子嚢は枯れ落ちる。
胞子の外膜はほぼ平滑で胞子表面は網状。
に車を置き、周辺を踏査しました。
駐車場から渓流まで遊歩道を下っていくと、渓流沿いに縦長の平坦地があって、野芝
などが生えています。夏場はテントサイトとして利用されているのかも知れません。
そこに何かが生え始めていて、屈み込んで観察するとフユノハナワラビですね。
先に開いた栄養葉の葉柄から、穂状の胞子葉が伸び始めています。
全体では40~50株は生えているようです。
平坦地を縁取るように広葉樹が植えられていますから、春~秋は半日陰になり、冬は
日当たりの良い場所になるのでしょう。渓流が近いので空中湿度が高く、フユノハナ
ワラビなどの羊歯植物にとっては、お気に入りの環境になっているようです。
二枚とも2018.10.5撮影
写真のように秋から初冬にかけて胞子葉を伸ばし、先の方に黄褐色の胞子嚢をたくさん付けま
すから、これが花のようだとしてフユノハナワラビと名づけられたようです。
山野草愛好家の間では「カンワラビ」と呼ばれているとか。
薬草として利用されていて、全草を乾燥して、腹痛や下痢止め、風邪などの解熱に用いるようです。
食用にもなるようで、晩秋から初冬にきれいな若芽や若葉を摘み取り、さっと茹でて酢味噌などに
するとぬめりが楽しめるそうです。
2018.10.5撮影
ハナヤスリ科ハナワラビ属の冬緑性羊歯植物で、本州〜九州に分布し、草丈は15~40cm。
比較的明るい丘陵~山地の林内や林縁、耕作地の法面や土手などに自生する。
根茎は短く、直立する。秋に初め栄養葉を出す。共通柄(担葉体)は短く、地際で栄養葉と
胞子葉に分かれて直立する。栄養葉の葉身は五角形で長さ5~10cm、幅8~12cm、3~4回
羽状深裂し、裂片には鈍い鋸歯があって頂片は円頭。ほぼ無毛で鮮緑色~濃緑色。
葉質はやや厚い草質。
胞子葉は栄養葉より著しく長く、高さは15~40cm。2~3回羽状に分枝し、円錐状に球形の
胞子嚢を多数付ける。晩秋から冬にかけて胞子散布後、胞子嚢は枯れ落ちる。
胞子の外膜はほぼ平滑で胞子表面は網状。
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