気仙沼市本吉町小泉地区西部、丘陵下の田んぼ一帯には丈のある枯草が茂っていて、中に
踏み込むのをためらうほどです。この辺りも津波の浸水域で、下手の田んぼは区画整理も
兼ねた農地の復興が終わっているのに、こちらは未だに手つかずで放置されたままです。
丘陵下の田んぼの真ん中を水路が流れていて、その畦道を上がって行くと常緑の水草らし
き植物が群生しています。遠目にはオランダガラシのように見えたのですが、近くで見る
ともっと大ぶりな植物で、水中には太めの茎が這うように伸びています。
どこかで見たことがあるような ?
二枚とも2021.2.20撮影
これは以前南三陸町戸倉地区の沢で観察した、オオカワヂシャに似ていますね。
在来のカワヂシャは中部地方以西の暖地に生える植物ですから、これは帰化植物のオオカ
ワヂシャで間違いないでしょう。原産地はヨーロッパなどで、江戸末期にはすでに侵入が
確認されているようです。繁殖力旺盛で在来種を駆逐するため特定外来種の指定を受け、
無許可の採取、栽培、移動が禁止されている植物です。
種子か根茎が、何かに紛れ込んで入り込んだものと思われます。
2021.2.20撮影
カワヂシャは2019年の6月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。
https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/347f3899fb3117cffea9232910b5cd62
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