気仙沼市本吉町小泉地区西部、丘陵下の枯草の茂る田んぼの間の水路沿いを上がって行く
と、赤い茎の枯草が群生しているのを見つけました。ヨシやセイタカアワダチソウの枯草
を掻き分けて、田んぼの中に入って確認するとタコノアシのガラですね。
これだけ群生しているのは初めて見ました。
タコノアシは多くの都府県が絶滅危惧種に指定している貴重な植物ですが、田んぼや道路
の復興工事をする土木会社の多くは、そんなことは知らないでしょうね。
来年あたり工事が始まれば、移植されることもなく建機に蹂躙されてしまうことでしょう。
二枚とも2021.2.20撮影
茎の丈が60~90cmと高く、密生して本数も多いので、この場所での繁茂の盛りを迎えてい
るように見えます。ただ、周囲のヨシやセイタカアワダチソウの丈が伸びてきたので、今
後は徐々に勢いを失って行き、数年経つと消えてしまうこともあります。
ただ、消えてしまっても土中にシードバンクを形成していますから、洪水や土木工事で土
が攪拌されると、また群生が復活することもあるようです。
2021.2.20撮影
タコノアシは2016年の10月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。
https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/dc64a09f4b9a073d0625a09f68ef9362
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