栗原市栗駒町沼倉の栗駒ダムの下流側、コンクリート施設際にナワシロイチゴの
つるが蔓延っていて、いま丁度花を付けています。
白い星型に開いているのは萼片で、真ん中の淡紅色の部分が花弁です。
花ですから「咲いている」としたいのですが、このナワシロイチゴの花弁は開かない
ので、咲いているとは書きにくいのです。
二枚とも2017.6.17撮影
ナワシロイチゴの花弁は立ったまま閉じていて、平開することはありません。
拡大して見るとおちょぼ口のようになっていて、そこから雌しべの柱頭だけが出ています。
これでは虫が寄ってきたとしても、蜜が吸えないのではと心配してしまいますが、ある種の
ガは花弁と花弁の隙間から長い口吻を差し込んで、蜜を吸うのだそうです。
ミツバチの場合は、花弁をこじ開けて蜜を吸う、と書かれた記事がありました。
いずれにしても、虫たちは雌しべの柱頭に触れるわけですから、他の花から付けてきた花粉を
そこに擦り付けていることになるのでしょう。
やがて花弁は剥がれ落ち、雄しべが現れるのだとか。ただ、その頃には既に雌しべは受粉を終えて
いるのでしょうから、花弁が開かないのは自家受粉しないための仕組みなのかも知れませんね。
この下りは私の推論です。
〈 松江の花図鑑より 〉
2017.6.17撮影
ナワシロイチゴについては2015年7月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。
ナワシロイチゴ 懐かしい味
つるが蔓延っていて、いま丁度花を付けています。
白い星型に開いているのは萼片で、真ん中の淡紅色の部分が花弁です。
花ですから「咲いている」としたいのですが、このナワシロイチゴの花弁は開かない
ので、咲いているとは書きにくいのです。
二枚とも2017.6.17撮影
ナワシロイチゴの花弁は立ったまま閉じていて、平開することはありません。
拡大して見るとおちょぼ口のようになっていて、そこから雌しべの柱頭だけが出ています。
これでは虫が寄ってきたとしても、蜜が吸えないのではと心配してしまいますが、ある種の
ガは花弁と花弁の隙間から長い口吻を差し込んで、蜜を吸うのだそうです。
ミツバチの場合は、花弁をこじ開けて蜜を吸う、と書かれた記事がありました。
いずれにしても、虫たちは雌しべの柱頭に触れるわけですから、他の花から付けてきた花粉を
そこに擦り付けていることになるのでしょう。
やがて花弁は剥がれ落ち、雄しべが現れるのだとか。ただ、その頃には既に雌しべは受粉を終えて
いるのでしょうから、花弁が開かないのは自家受粉しないための仕組みなのかも知れませんね。
この下りは私の推論です。
〈 松江の花図鑑より 〉
2017.6.17撮影
ナワシロイチゴについては2015年7月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。
ナワシロイチゴ 懐かしい味
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます