気仙沼市本吉町津谷地区、市街地にある公共施設の植え込みに、ハマナスの赤い花が咲き始め
ていたので、寄り道して撮ってきました。
本吉町の大谷海岸にハマナスの自生地があることから、気仙沼市と合併する前の「町の花」
に指定されていました。幸い津波にも耐えて群落を保っているとのことなので、そんな由来
からこの施設の植え込みに植栽されているものと推測されます。
二枚とも2019.5.19撮影
ハマナスは多くの都府県で絶滅危惧種に指定されていて、宮城県でも準絶滅危惧種となって
います。やはり津波で大きな被害を受けたようです。
自生する海岸は激減しましたが、ハマナスの栽培・増殖は比較的容易なようです。
福島県立相馬農業高校農業クラブによる種子の発芽実験の結果、以下の方法を採用することで
発芽率が40%まで向上したそうです。
① ハマナスの種子は発芽まで低温貯蔵期間を必要とし、その条件は2℃、4ヶ月以上である。
② 胚の周りにある厚い皮層と堅い種皮が発芽を阻害していると推察され、種皮への付傷処理
を行うことで発芽率が向上した。
③ ハマナスの種子を低温貯蔵する前に、PEG(ポリエチレングリコール)とジベレリン処理を
行うと発芽率が大幅に向上した。
詳細は下の青字をクリックして参照願います。
ハマナスの自生地再生を目指して
2019.5.19撮影
バラ科バラ属の落葉広葉樹で、樹高1~1.5mの低木。日当たりの良い海岸砂地に自生する。
分布域は北海道~本州の日本海側は鳥取県以北、太平洋側は茨城県以北。
匍匐枝を伸ばして増えることから、しばしば群落を形成する。
幹は叢生し、枝は太くてよく分岐する。枝には軟毛があり、太い扁平なトゲと針のように
小さなトゲが混生する。刺にも短毛が密生する。
葉は互生し、長さ9〜11cmの奇数羽状腹葉で、3〜4対の小葉がある。小葉は長さ2〜3cm
の楕円形~卵状楕円形で、先端は丸く、基部は広いくさび形~円形。縁には鈍い鋸歯がある。
脈は表面で凹み、しわが多い。裏面には短い軟毛が密生する。
花期は6〜8月、枝先に紅色または紅紫色の花が1〜3個ずつ付く。花は直径5〜8cm、花弁
は5個。花柱は有毛、離生し、花の喉の部分をふさぐ。萼筒はほぼ球形。萼片は長さ3〜4cm。
花柄は長さ1〜3cm。
果実は偽果。直径2〜3cmの扁球形で、8〜9月に赤く熟す。
先端には萼片が残り、中には長さ5〜6mmの痩果が入っている。
ていたので、寄り道して撮ってきました。
本吉町の大谷海岸にハマナスの自生地があることから、気仙沼市と合併する前の「町の花」
に指定されていました。幸い津波にも耐えて群落を保っているとのことなので、そんな由来
からこの施設の植え込みに植栽されているものと推測されます。
二枚とも2019.5.19撮影
ハマナスは多くの都府県で絶滅危惧種に指定されていて、宮城県でも準絶滅危惧種となって
います。やはり津波で大きな被害を受けたようです。
自生する海岸は激減しましたが、ハマナスの栽培・増殖は比較的容易なようです。
福島県立相馬農業高校農業クラブによる種子の発芽実験の結果、以下の方法を採用することで
発芽率が40%まで向上したそうです。
① ハマナスの種子は発芽まで低温貯蔵期間を必要とし、その条件は2℃、4ヶ月以上である。
② 胚の周りにある厚い皮層と堅い種皮が発芽を阻害していると推察され、種皮への付傷処理
を行うことで発芽率が向上した。
③ ハマナスの種子を低温貯蔵する前に、PEG(ポリエチレングリコール)とジベレリン処理を
行うと発芽率が大幅に向上した。
詳細は下の青字をクリックして参照願います。
ハマナスの自生地再生を目指して
2019.5.19撮影
バラ科バラ属の落葉広葉樹で、樹高1~1.5mの低木。日当たりの良い海岸砂地に自生する。
分布域は北海道~本州の日本海側は鳥取県以北、太平洋側は茨城県以北。
匍匐枝を伸ばして増えることから、しばしば群落を形成する。
幹は叢生し、枝は太くてよく分岐する。枝には軟毛があり、太い扁平なトゲと針のように
小さなトゲが混生する。刺にも短毛が密生する。
葉は互生し、長さ9〜11cmの奇数羽状腹葉で、3〜4対の小葉がある。小葉は長さ2〜3cm
の楕円形~卵状楕円形で、先端は丸く、基部は広いくさび形~円形。縁には鈍い鋸歯がある。
脈は表面で凹み、しわが多い。裏面には短い軟毛が密生する。
花期は6〜8月、枝先に紅色または紅紫色の花が1〜3個ずつ付く。花は直径5〜8cm、花弁
は5個。花柱は有毛、離生し、花の喉の部分をふさぐ。萼筒はほぼ球形。萼片は長さ3〜4cm。
花柄は長さ1〜3cm。
果実は偽果。直径2〜3cmの扁球形で、8〜9月に赤く熟す。
先端には萼片が残り、中には長さ5〜6mmの痩果が入っている。
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