東松島市の鳴瀬川西岸には、標高50~60mの松島丘陵が広がっています。
その丘陵地の鳴瀬川寄りに浅井地区があり、小河川沿いに水田が拓かれていますから、
上流部には多くの溜池が築かれています。
今回はそんな溜池周りや、周辺の山林を踏査しました。
溜池の土手の端から、斜面に段が切られて踏跡が上っているので、これを辿ると溜池を
巡るかのように、水平に山腹を巻く山道に出ました。
かつて伐採作業等で使用された道のようで、道形はしっかりしています。
2017.4.14撮影
〈 かのんの樹木図鑑 ウマノミツバより 〉
山道の周囲は雑木林ですが、新芽が開く前のいまは林床も明るく、心地よく歩くことができます。
そんな山道沿いに、光沢のあるロゼット葉が点々と生えています。
一見するとキンポウゲ科のキツネノボタンのように見えますが、葉のつくりが丸みを帯びて
いますし、生える環境が全く違います。キツネノボタンは水辺の植物ですから。
帰宅後にキンポウゲ科を調べましたが、写真のロゼット葉に似た植物はありませんでした。
次いでセリ科の写真を見ていると、光沢のある葉がありましたね。ウマノミツバです。
ただ、ロゼット葉は載っていないので、ネット検索で確認するしかありません。
ウマノミツバのロゼット葉が載っていたのは「里山・山地の身近な山野草」という記事でした。
見比べると、私の写真のロゼット葉と同じですから「ウマノミツバ」で間違いないでしょう。
二枚とも2017.4.14撮影
セリ科ウマノミツバ属の多年草で、日本全土に分布し、草丈は50~100cm。
丘陵~山地の林縁や林床の、やや湿り気のあるところに自生する。
根生葉は3~5裂し、中央裂片は長さ3~10cm、幅4~13cmで基部は楔形。
側小葉は基部近くまで2裂することもあり、縁には不規則な重鋸歯がある。
切れ込みの深さには変化がある。葉面には光沢があり、葉脈が凹んで皺状になっている。
茎は直立して上部で枝を分け、全体に無毛。
花期は7~9月で、枝先に小型の散形花序を出し、白色の小さな花を開く。
花には雄花と両性花があり、中央に両性花、周辺に雄花をつける。
花弁は5個で内側に曲がる。
果実は2分果、卵形で粗い鈎状刺毛が密生する。
その丘陵地の鳴瀬川寄りに浅井地区があり、小河川沿いに水田が拓かれていますから、
上流部には多くの溜池が築かれています。
今回はそんな溜池周りや、周辺の山林を踏査しました。
溜池の土手の端から、斜面に段が切られて踏跡が上っているので、これを辿ると溜池を
巡るかのように、水平に山腹を巻く山道に出ました。
かつて伐採作業等で使用された道のようで、道形はしっかりしています。
2017.4.14撮影
〈 かのんの樹木図鑑 ウマノミツバより 〉
山道の周囲は雑木林ですが、新芽が開く前のいまは林床も明るく、心地よく歩くことができます。
そんな山道沿いに、光沢のあるロゼット葉が点々と生えています。
一見するとキンポウゲ科のキツネノボタンのように見えますが、葉のつくりが丸みを帯びて
いますし、生える環境が全く違います。キツネノボタンは水辺の植物ですから。
帰宅後にキンポウゲ科を調べましたが、写真のロゼット葉に似た植物はありませんでした。
次いでセリ科の写真を見ていると、光沢のある葉がありましたね。ウマノミツバです。
ただ、ロゼット葉は載っていないので、ネット検索で確認するしかありません。
ウマノミツバのロゼット葉が載っていたのは「里山・山地の身近な山野草」という記事でした。
見比べると、私の写真のロゼット葉と同じですから「ウマノミツバ」で間違いないでしょう。
二枚とも2017.4.14撮影
セリ科ウマノミツバ属の多年草で、日本全土に分布し、草丈は50~100cm。
丘陵~山地の林縁や林床の、やや湿り気のあるところに自生する。
根生葉は3~5裂し、中央裂片は長さ3~10cm、幅4~13cmで基部は楔形。
側小葉は基部近くまで2裂することもあり、縁には不規則な重鋸歯がある。
切れ込みの深さには変化がある。葉面には光沢があり、葉脈が凹んで皺状になっている。
茎は直立して上部で枝を分け、全体に無毛。
花期は7~9月で、枝先に小型の散形花序を出し、白色の小さな花を開く。
花には雄花と両性花があり、中央に両性花、周辺に雄花をつける。
花弁は5個で内側に曲がる。
果実は2分果、卵形で粗い鈎状刺毛が密生する。
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