そろそろフキノトウが出たかしらと、松島町北部の竹谷地区のため池周りを歩いて
いたら、山裾に常緑らしき低木を見つけました。
歩み寄ると、小さな黄色い花が咲きかけています。
「これはオニシバリの花だよ ! !、へえ~、こんなところに自生していたんだ ! !」
かつて一関市の大籠地区で見つけ、このサイトでも何度か花をアップしていますが、
それ以外の土地ではいくら探し回っても見つけられず、殆ど諦めかけていたんですね。
それが見つかったのだから大喜びです ♪
フキノトウなどは忘れて、周囲の山を大捜索です。
二枚とも2016.2.28撮影
周辺は標高50~60mの丘陵地で、雑木林と杉林が半々くらいでしょうか。
薄暗い杉林に生えている可能性は低いので、雑木林やその外縁を探すことにしました。
芽吹き前の雑木林内は明るいのですが、篠竹が密生しているので、これを掻き分け
なければ進めません。山腹を巻きながら緩やかに登っていき、頂上に着いてからは
尾根筋を下ることにしました。
30分以上も雑木林内を歩き周りましたが、オニシバリの幼木さえも見つかりません。
少し下ると竹林が現れたので、尾根を外れて竹林内を歩くことにしました。
すると、木洩れ日の中に、オニシバリらしき葉が見えるではありませんか。
やっと見つけました ♪ 明るい雑木林よりも半日陰の竹林際が好みなのでしょうか。
さらに下っていくと民家の脇に出ました。
そこはかつて土取り場だったのか、尾根の北側が掘削されて窪地になっています。
その北向きの斜面に大きめの株がありましたが、まだ固いツボミのままでした。
二枚とも2016.2.28撮影
大籠の自生地でも、生えていたのは道路とか牧草地に面した林際でしたから、
自生環境は似ていますね。ただ、林際が好みだと言うのならもっとたくさんの株が見つ
かっても良さそうなのに、1時間近く歩き回っても5~6株しかないんですよね。
道路法面とか土取り場跡とか、土が露出している付近での発見が多いことから、
これも重要な要素なのかも知れません。
オニシバリは2015年の3月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。
https://blog.goo.ne.jp/snobo045/preview20?eid=a79836b9fcecfc1c14985df54da7972d&t=1612564168034
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