里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

マツブサの小さなツボミ

2019-06-23 | 日記
登米市東和町米川地区北東部、山間の集落道から分かれて林道を歩き始めると、少し上った
林道端のコナラの木につるが絡んでいて、梢から何本ものつるが垂れ下がっています。
よく見かけるマタタビやサルナシではないし、何のつるでしょう ?

低い位置の葉に触ってみると、厚くなめらかで皮のような感触です。
これはマツブサの葉かも・・果実は見たことがありますが、その時は既に晩秋で落葉してい
ましたから、葉は見たことが無いのです。




                             二枚とも2019.6.18撮影

葉陰には、長柄の先にツボミらしきものが1個だけ付いています。
ところがマツブサの果実は、ブドウのように房状になりますから、ツボミが1個だけというの
には違和感があります。念のため植物図鑑の「つる植物」で調べてみましょう。

マツブサは雌雄異株とありますから、この株は雌雄何れかの株なのでしょうが、ツボミの状態
では判りません。運よく雌株なら、花から果実になっていく変化が見られるのですけど・・
解説では「花後、花床が伸びてブドウの房状の果実になって下垂する。」とありますから、
花の後にブドウ状に変化するのでしょう。


                                 2019.6.18撮影

マツブサは2015年の11月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。
マツブサ 樹脂香のある果実


最新の画像もっと見る

コメントを投稿