栗原市築館地区、沼の外周をめぐる農道を歩いて行くと、沼縁の篠竹やヤナギを覆うよう
にクズのつるが繁茂していて、ちょうど花が咲き始めています。
花は紅紫色の蝶形花で、塔状の総状花序を伸ばしながら下の方から花を咲かせていきます。
花の形も色もきれいなのですが、すごい勢いでつるを伸ばして繁茂し、巻き付いた木を枯
らしたりするので、嫌われ者の代表のような植物です。
二枚とも2024.8.21撮影
クズの花を乾燥させたものは、生薬名を葛花(かっか)と呼び、煎じて服用することで、二日
酔いの予防や解消に効果があるとされます。
さらに近年は、葛の花に肥満予防効果があるとの報告があり、サプリメント類の原料とし
ても注目されています。有効成分は葛の花由来イソフラボンとサポニン。
葛の花由来イソフラボンには肝臓で合成される中性脂肪を抑制して、体脂肪がつきにくく
したり、体脂肪の分解や燃焼を高める働きがあるとされます。
サポニンには血管についたコレステロールを除去して血行を促進したり、血中脂質を減ら
す働きがあるとされます。
二枚とも2024.8.21撮影
クズは2016年の8月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。
https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/d812aee6a51ecdf54ac065b8271f76bf
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます