南三陸町歌津地区の半島部、集落道や農道を歩いて漁港や磯浜を巡っていると、
よくエノキの木を見かけます。漁具置場の片隅だったり、農地の法面だったり、海岸
近くの常緑樹の間だったりと、場所を選ばずに生えています。
ただ、群生しているとか、植栽されるといったことはなく、あっちこっちに点々と生え
ています。これは果実を食べた野鳥が、糞とともに種子を排泄した結果、あっちこっち
に生えることになったのでしょう。
エノキの果実を見つけました。海岸近くの農道脇に生えていた若木ですから、張り出し
た枝が私の手の届く位置にあり、容易に撮影することができました。
二枚とも2018.8.19撮影
撮影時は、ややくすんだ蜜柑色に熟していて、直径は5~6mmでしょうか。
畑近くの高木にもたくさんの果実が生っていて、こちらは低い位置の梢に生っているのを
撮りました。まだ蒼い果実の方が多いようです。
9月頃には完熟して赤褐色になるようで、かつては子供達が採っておやつにしたとか。
いろいろな野鳥が好んで食べるようで、それが種子が広く散布される理由でしょう。
ツグミ、ヒヨドリ、ムクドリ、メジロ、モズ、カラスなど。
2018.8.19撮影
エノキは2016年の11月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。
https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/e30af01b257285cb17edf52a1440b532
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます