一関市花泉町永井地区東部、丘陵上の国道を東へ下って行くと、国道と民家近くの畑地の
間に赤い実を付けた低木が茂っています。歩み寄って確認すると、葉の形状や裂開した実
からマユミの木と思われます。たぶん、畑と国道の境界木として植栽されたものでしょう。
日当たりの良い場所ですから、ずいぶん実生りが良いですね。
二枚とも2020.11.5撮影
果実は蒴果で、淡紅色の果皮が4裂して、橙赤色のつややかな仮種皮が露出しています。
仮種皮の中には種子が1個入っています。コゲラやメジロなどの野鳥は仮種皮を食べ、中
の種子を消化することなく糞と共に排泄します。
マユミの種子にはアルカロイドのエボニンが含まれていて有毒ですが、野鳥には歯がない
ので噛み砕いたり消化したりせず、そのため中毒することはありません。
因みに人が誤食すると、嘔吐、下痢、悪寒、けいれんなどを引き起こすようです。
2020.11.5撮影
マユミは2020年の7月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。
https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/e937ba9d25c59b4de47b472912643dfa
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