町内の散歩で見かけたアサガオの花です。
塀際の花壇に咲いていることもありますが、畑際や道端で咲いているのも見かけます。
撮影したのは午前11時頃ですから、普通のアサガオなら既にしおれている時刻です。
それと葉の形がちょっと違っていて、きれいなハート形ですからマルバアサガオと
思われます。調べると、この種は花がしぼむのが少々遅いようですね。
二枚とも2017.8.17撮影
普通のアサガオは東南アジア原産と言われています。我国へは、奈良時代に中国から薬草と
してもたらされました。タネを牽牛子(けんごし)と呼び、下剤として用いられたようです。
マルバアサガオは熱帯アメリカ原産で、我国へは観賞用として寛永7年(1630)ごろに渡来
したと言われています。暖地を中心に野生化していましたが、現在では青森県にまで達して
いるそうです。普通のアサガオより花がしぼむのが遅いため、昼頃まで花を観賞できます。
アサガオの花は花弁の厚さが薄いほど早くしぼむようですから、マルバアサガオの花弁は厚い
傾向にあるのかも知れませんね。
2017.8.17撮影
ヒルガオ科サツマイモ属のつる性の1年草で、熱帯アメリカ原産の帰化植物。
江戸時代に観賞用として持ち込まれ、野生化したものとされている。
つるは左巻きで長さ2~3mだが、長く伸びることもある。葉は互生し、葉身は心形で
長さ4~18cm、先端が尖る。葉柄は2~10cmで 短い伏毛がある。
花期は7〜10月、葉腋から花序を出し 1~8個の花を散形状に付ける。
花は午後には萎んでしまう1日花で、ロート形。
上から見ると円形で、直径5~8cm、色は普通、濃い青色だが、紅色~白色まである。
萼は長さ1.1~1.6cmで細長く、萼裂片の先は鋭頭~漸尖頭。
花柄は葉柄より長く 長さ 3~10cmで下向きに伏した短毛が密生している。
果実は球形で直径9~10mm、下向きに熟す。 3室あって6個 の種子が入る。
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