一関市藤沢町藤沢地区南部、小河川沿いの集落道を下っていると、山裾の草藪の一角に赤系の
花が群れ咲いているのが見えます。よく見ると花色が赤紫色なので、ツリフネソウか。
草藪に踏み込んで山裾まで行くと、やはりツリフネソウですね。ほとんどの場所で花は終わり
かけているのに、こんなにたくさん咲き残っているのにはビックリです。
山裾なので水が浸み出していて、それで株が大きくなり、次々と花を咲かせるのでしょう。
二枚とも2019.10.2撮影
ツリフネソウを漢字表記すると「吊舟草」で、これは花を側面から見た形が、吊り下げられた
舟に似ているとして名付けられたようです。
全草にヘリナル酸と呼ばれる有毒成分を含んでいて、誤食すると嘔吐、下痢、頭痛などの中毒
症状が現れます。ただ、口に含むと強い苦みがあるので、中毒例は殆ど無いようです。
2019.10.2撮影
ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草で、北海道~九州に分布し、草丈は40~80cm。
山地から丘陵にかけて、沢沿いや湿地周辺などの湿り気のある半日陰に自生する。
茎は直立し、赤味を帯びて節が肥厚する。
葉は互生し、葉身は菱状楕円形で長さ6~14cm、先端は尖り、基部はくさび形。縁には細かい
鋸歯がある。葉柄は長さ10~45mmで、多くは上側が赤味を帯びる。
花期は8~10月、葉腋から総状花序を斜上させ、紅紫色の花を2~10数個付ける。
花は長さ2~3cmで嚢状になっていて、花弁3個、萼片3個からなる。正面から見ると花弁は下
の2個が大きくて黄色の斑点がある。萼片も紅紫色で花弁のように見え、後部は渦巻き状の距と
なり、その奥の内部には蜜腺がある。雄しべは5個で、葯は互いに合着して柱頭を囲む。
柱頭は針状で長さ1.6mmほど。花後、果実は熟すにつれて下向きとなる。
果実は披針形の蒴果で長さ1~2.5cm、熟すと種子をはじき出す。
種子は楕円体で長さ4mmほど。
花が群れ咲いているのが見えます。よく見ると花色が赤紫色なので、ツリフネソウか。
草藪に踏み込んで山裾まで行くと、やはりツリフネソウですね。ほとんどの場所で花は終わり
かけているのに、こんなにたくさん咲き残っているのにはビックリです。
山裾なので水が浸み出していて、それで株が大きくなり、次々と花を咲かせるのでしょう。
二枚とも2019.10.2撮影
ツリフネソウを漢字表記すると「吊舟草」で、これは花を側面から見た形が、吊り下げられた
舟に似ているとして名付けられたようです。
全草にヘリナル酸と呼ばれる有毒成分を含んでいて、誤食すると嘔吐、下痢、頭痛などの中毒
症状が現れます。ただ、口に含むと強い苦みがあるので、中毒例は殆ど無いようです。
2019.10.2撮影
ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草で、北海道~九州に分布し、草丈は40~80cm。
山地から丘陵にかけて、沢沿いや湿地周辺などの湿り気のある半日陰に自生する。
茎は直立し、赤味を帯びて節が肥厚する。
葉は互生し、葉身は菱状楕円形で長さ6~14cm、先端は尖り、基部はくさび形。縁には細かい
鋸歯がある。葉柄は長さ10~45mmで、多くは上側が赤味を帯びる。
花期は8~10月、葉腋から総状花序を斜上させ、紅紫色の花を2~10数個付ける。
花は長さ2~3cmで嚢状になっていて、花弁3個、萼片3個からなる。正面から見ると花弁は下
の2個が大きくて黄色の斑点がある。萼片も紅紫色で花弁のように見え、後部は渦巻き状の距と
なり、その奥の内部には蜜腺がある。雄しべは5個で、葯は互いに合着して柱頭を囲む。
柱頭は針状で長さ1.6mmほど。花後、果実は熟すにつれて下向きとなる。
果実は披針形の蒴果で長さ1~2.5cm、熟すと種子をはじき出す。
種子は楕円体で長さ4mmほど。
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