里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

アカネスミレ 戸倉の作業道

2017-05-22 | 日記

南三陸町戸倉地区の、西戸川上流の山を曲がりくねった作業道で上がって行くと、
標高400mほどの稜線直下にたどり着きます。この辺りは新たに開削された道のようで、
路面も法面も土がむき出しで、そこに小さなスミレが点々と生えています。
葉の様子や、花の後側に付く距の特徴などから、アカネスミレと思われます。




                           二枚とも2017.5.19撮影

アカネスミレと同定したポイントは、まず花色が濃い赤紫色であること。距が細長く短毛が
生えていること。全体に毛が多いこと。葉が卵形で基部が心形であることなど。

アカネスミレは日当たりの良い丘陵地の林縁などに生えていて、宮城県内では4月初旬
から5月初旬にかけて花を咲かせます。それが5月19日に咲いているのですから驚きです。
標高400mほどの山中ですから、標高が高い分花期が遅くなったのでしょうね。


                               2017.5.19撮影

アカネスミレは2015年の4月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。
初スミレはアカネスミレ



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