里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

タブノキの花 歌津の半島部

2018-06-13 | 日記
海岸の急斜面や、海沿いの丘陵地に自生する常緑広葉樹にタブノキがあり、その特徴
のある葉や樹皮は何度も観察しているのですが、未だ花を見たことがありませんでした。

南三陸町歌津地区の半島部、ここは半島全体が海蝕台地になっていて、標高30~50mの
平坦な地形が広がっています。
冬場に海岸近くを踏査した際、タブノキの花を撮影できそうな場所を探しておきました。
タブノキは海岸の急斜面から聳え立っていることが多いので、その上方に道路が通って
いたり、畑や牧草地になっていれば、高い梢に咲く花でも横位置から撮れるわけです。




                              二枚とも2018.6.8撮影

点在する民家の間の農道を東に向かい、畑地を抜けて波の音が聞こえる台地の突端まで行くと、
台地を縁取るかのように深緑色のタブノキが茂っています。ちょうど手の届くくらいの位置に、
タブノキの太枝が張り出していて、いまは新芽が芽吹いています。
タブノキの花は芽吹きと同時季に咲くと解説されていたので、花らしきものを探しますが、花序
の先に付いているのは殆どがツボミのようです。
台地の縁を歩き回り、ようやく手近な枝に花を見つけて撮ってきました。




                              二枚とも2018.6.8撮影

タブノキは2015年の8月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。
タブノキ 黒紫色の実


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