一関市藤沢町藤沢地区南部、丘陵地の棚田の奥に小さな溜池があり、周辺には耕作放棄地も
多いため、何か面白い植物を見つけられるのではないかと訪れてみました。
溜池の土手を歩いていると、ヒシがたくさん浮いていて、その間を埋めるかのように小さな
浮草が群生しています。これはサンショウモですね、何十年振りかで見ました。
かつては水田や溜池等にたくさん浮いていましたが、除草剤が使用されたり、乾田化が推進
されたりした結果、ほとんど見られなくなった希少な植物です。
現在では多くの都府県で、絶滅危惧種に指定されています。
二枚とも2019.10.2撮影
浮草のように水面に浮いて生活する羊歯で、夏から秋にかけて見られます。
葉は長さ1~2cmの楕円形で、見ればそれと直ぐに判りますね。
茎は対生する葉の中心に通っていて、山椒の葉でいえば葉軸のような印象です。
私の写真では見えませんが、水面下には根のように垂れ下がった水中葉があって、これが養
分を吸収します。器官としての根は無いそうです。
2019.10.2撮影
サンショウモ科サンショウモ属の1年生の水生羊歯植物で、本州~九州に分布する。
暖地では冬季も枯れず常緑となる。富栄養化の進んだ水域を好み、丘陵~低地の水田や溜池、
流れのゆるやかな水路などに自生し、しばしば水面を覆って群生する。
茎は直径1mmほどで長さ3~10cm、まばらに分枝して浮葉を対生する。浮葉は楕円形の単葉
で長さ1~2cm、中央脈が明瞭、全縁で短柄がある。葉の表面には短い突起が密にあり、そ
の先に束になった毛がつき、これによって水を弾く。
水中葉は細かく枝分かれし、根のような形態と機能を持つ。
9~10月、水中葉の基部に胞子嚢群を付け、初冬の頃に成熟し、大小2型がある。
大胞子は長卵形で長さ0.3~0.5mm、小胞子は球形で直径0.15mmほど。
多いため、何か面白い植物を見つけられるのではないかと訪れてみました。
溜池の土手を歩いていると、ヒシがたくさん浮いていて、その間を埋めるかのように小さな
浮草が群生しています。これはサンショウモですね、何十年振りかで見ました。
かつては水田や溜池等にたくさん浮いていましたが、除草剤が使用されたり、乾田化が推進
されたりした結果、ほとんど見られなくなった希少な植物です。
現在では多くの都府県で、絶滅危惧種に指定されています。
二枚とも2019.10.2撮影
浮草のように水面に浮いて生活する羊歯で、夏から秋にかけて見られます。
葉は長さ1~2cmの楕円形で、見ればそれと直ぐに判りますね。
茎は対生する葉の中心に通っていて、山椒の葉でいえば葉軸のような印象です。
私の写真では見えませんが、水面下には根のように垂れ下がった水中葉があって、これが養
分を吸収します。器官としての根は無いそうです。
2019.10.2撮影
サンショウモ科サンショウモ属の1年生の水生羊歯植物で、本州~九州に分布する。
暖地では冬季も枯れず常緑となる。富栄養化の進んだ水域を好み、丘陵~低地の水田や溜池、
流れのゆるやかな水路などに自生し、しばしば水面を覆って群生する。
茎は直径1mmほどで長さ3~10cm、まばらに分枝して浮葉を対生する。浮葉は楕円形の単葉
で長さ1~2cm、中央脈が明瞭、全縁で短柄がある。葉の表面には短い突起が密にあり、そ
の先に束になった毛がつき、これによって水を弾く。
水中葉は細かく枝分かれし、根のような形態と機能を持つ。
9~10月、水中葉の基部に胞子嚢群を付け、初冬の頃に成熟し、大小2型がある。
大胞子は長卵形で長さ0.3~0.5mm、小胞子は球形で直径0.15mmほど。
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