昨日(11月28日)の続き。
11月27日入院して、点滴とPPI注(オメプラール1Aを1日2回)で経過をみて、夜間から28日朝にかけて嘔吐はなかった。前胸部がすっきりした、という。
胸腹部CTで確認すると、食物と消化液が充満していた胸腔内胃は、内容物が流れて来ていた。これなら内視鏡ができるということで、午後から消化器科医に診てもらった。
食道から胃にかけての食物残留はなくなっていた。食道中下部から胃にかけて発赤とびらんを認めたが、出血はなかった。
胃の大部分が胸腔内の入り込んでいるが、胃底部が垂れ下がっているので、そこが充満すると遠位部が圧迫されて排出できなくなるようだ。餅がそもそもまずかったのかもしれない。
29日朝から食事が出たが、食べても症状は生じなかった。通院している病院のPPIをP-CAB(タケキャブ20mg)に変更して、効果はわからないが消化管運動薬(モサプリド)も追加してみた。
消化器科医は週末他県で親の法要(13回忌)があるので、この患者さんの入院主治医になってほしいといわれた。同じ年に当方と消化器科医の母親が亡くなっていた。当方の13回忌は10月始めに済んでいる。