毎月、定休日にはスタッフ全員で食事会をしています。今月は大先輩である山田精三シェフの店「エプヴァンタイユ」に行って来ました。
南船場の顔ともいえるこの店は、JALのファーストクラスに採用される名店です。現在の店はビルの3階エレベーターを降りるとフロア全体がお店になっていてゴージャスな造りで、まずはウェーティングテーブルで一服。
その後、ホールに通され、アペリティフにシャンパン。お任せの料理が始まります。松村、沼田の2名のサーヴィスはセンス抜群で、見習う所が多いスマートなもの。スマート、と書くと何か堅い感じがするかもしれませんが、南船場ですからいい感じの柔らかさもありです。
料理はというと「ザッツ.エプヴァンタイユ」という内容で、要するに無駄なものの無い、旨みの凝縮を感じさせるものが目立ちます。例えばアミューズの「シジミのオニオングラタン風」は山田シェフの顔が浮かぶ出来ばえ。魚料理には白子ですが、まさに白子を引き立てる焼具合。お肉はダチョウと鴨の2皿用意してくださり、ダチョウは噛み応えを楽しめ、鴨は挽肉状にして旨みを引きだしていました。後、この店の大きな看板はジビエです。勿論3月ですし、期待はしていませんでしたが山田シェフはハンターとして有名な方。ひょっとして何か出てくるかな、と思っていたら「熊のハム」が前菜に供されました。もう殆んど無い、ということですが脂の旨み、赤身部分の食感、楽しかったです。
ワインは6名で行きましたのでボトルで頼みましたが、グラスでの用意も沢山あり、お二人で出かけられても満足できるのではないでしょうか?
エプヴァンタイユは、やはり名店です。