昨日はロワール地方のシュナンブラン種の事を書きました。
この葡萄は同じロワールでも別名「ピノ.ド.ラ.ロワール」と呼ばれたり、南アフリカでは「スティーン」と呼ばれたりします。
こういうのをシノニムと言って試験勉強の題材によく出ますので勉強しなければなりません。
他にムールヴェードルというローヌの葡萄は元来の誕生地と言われるスペインでは「モナストレル」、オーストラリアでは「マタロ」
ブルゴーニュのピノノワールはドイツでは「シュペートブルグンダー」
書き出していけばキリがありません。
しかし最近私が気になっているのはどこの国でも「一番わかりやすい名前」で表記していることが増えたように感じることです。
例えばシュナンブランは南アフリカでもスティーンと書かずにシュナンブラン、オーストラリアでもマタロと書かずにムールヴェードル、ドイツでもシュペートブルグンダーでなくピノノワール。
そういうのが増えている気がするのは私の気のせいでしょうか?
確かに解りやすいのですが、方言が減って標準語に収斂していくのが寂しいように葡萄も「地方での呼び方」を尊重したいなと思うのです。
魚もそうですよね!
例えば甘鯛を関西では「グジ」と呼び、黒鯛を「チヌ」と呼びたいのです。
或いは富山でフクラギと呼ばれる魚は関西ではハマチ。
それが旅情にもなりますしね‼
色々な事情はあるようですが「シノニムは存続して欲しいな」と思う今日この頃です。
樋口誠
この葡萄は同じロワールでも別名「ピノ.ド.ラ.ロワール」と呼ばれたり、南アフリカでは「スティーン」と呼ばれたりします。
こういうのをシノニムと言って試験勉強の題材によく出ますので勉強しなければなりません。
他にムールヴェードルというローヌの葡萄は元来の誕生地と言われるスペインでは「モナストレル」、オーストラリアでは「マタロ」
ブルゴーニュのピノノワールはドイツでは「シュペートブルグンダー」
書き出していけばキリがありません。
しかし最近私が気になっているのはどこの国でも「一番わかりやすい名前」で表記していることが増えたように感じることです。
例えばシュナンブランは南アフリカでもスティーンと書かずにシュナンブラン、オーストラリアでもマタロと書かずにムールヴェードル、ドイツでもシュペートブルグンダーでなくピノノワール。
そういうのが増えている気がするのは私の気のせいでしょうか?
確かに解りやすいのですが、方言が減って標準語に収斂していくのが寂しいように葡萄も「地方での呼び方」を尊重したいなと思うのです。
魚もそうですよね!
例えば甘鯛を関西では「グジ」と呼び、黒鯛を「チヌ」と呼びたいのです。
或いは富山でフクラギと呼ばれる魚は関西ではハマチ。
それが旅情にもなりますしね‼
色々な事情はあるようですが「シノニムは存続して欲しいな」と思う今日この頃です。
樋口誠