このことも過去に書いているかもしれませんが・・・
ワインの世界では「開く」とか「閉じている」という言葉を使います。
長い瓶熟成によって
デキャンタなどによる酸化などによって
なにか特殊な方法で(笑)
多くの場合、「開いているから飲み頃」「閉じているから後悔」的な使い方をされています。
しかし私は以前から「ワインに飲み頃は無い」と言っていまして、「その歳なりの味わいがある」と思っています。
ですので開いていないと言われるワインでも良さは有るわけです。
また上記の理由(熟成、酸化etc)以外にも要素がありますね。
温度です。
だいたい「開く」「開かない」という論議の机上に上がるのは高額ワインであることが多いわけですから、セラーから取り出して抜栓することになります。
で、そのセラー温度が飲み頃温度より低いことが多いんです。
開けたては低温過ぎて「閉じている」のですが、グラスやデキャンタの中で「酸化より温度上昇」で開くことが常です。
つまり高額ワインをお持ちの方は赤用、白や泡用で温度帯の違うセラーや場所で保存した方が良いですし、若しくは温度コントロールをする術を覚えてあげてください。
或いはセラーの中での上中下の場所による温度差を把握するとか、サーモの効き具合で上下1,2度は変化がありますから、小さなデジタル温度計などを入れておくと微調整がし易いですね。
「ソムリエはめんどくさい事を言いやがる」と思われるかもしれません。
しかし、そういうワインをお持ちなら、ということでして日常用のテーブルワインに「開く」「閉じている」という表現は無いのです。
ほんの少しの温度管理でワインは更に美味しく頂ける、と言いたい老婆心です。
樋口誠
ワインの世界では「開く」とか「閉じている」という言葉を使います。
長い瓶熟成によって
デキャンタなどによる酸化などによって
なにか特殊な方法で(笑)
多くの場合、「開いているから飲み頃」「閉じているから後悔」的な使い方をされています。
しかし私は以前から「ワインに飲み頃は無い」と言っていまして、「その歳なりの味わいがある」と思っています。
ですので開いていないと言われるワインでも良さは有るわけです。
また上記の理由(熟成、酸化etc)以外にも要素がありますね。
温度です。
だいたい「開く」「開かない」という論議の机上に上がるのは高額ワインであることが多いわけですから、セラーから取り出して抜栓することになります。
で、そのセラー温度が飲み頃温度より低いことが多いんです。
開けたては低温過ぎて「閉じている」のですが、グラスやデキャンタの中で「酸化より温度上昇」で開くことが常です。
つまり高額ワインをお持ちの方は赤用、白や泡用で温度帯の違うセラーや場所で保存した方が良いですし、若しくは温度コントロールをする術を覚えてあげてください。
或いはセラーの中での上中下の場所による温度差を把握するとか、サーモの効き具合で上下1,2度は変化がありますから、小さなデジタル温度計などを入れておくと微調整がし易いですね。
「ソムリエはめんどくさい事を言いやがる」と思われるかもしれません。
しかし、そういうワインをお持ちなら、ということでして日常用のテーブルワインに「開く」「閉じている」という表現は無いのです。
ほんの少しの温度管理でワインは更に美味しく頂ける、と言いたい老婆心です。
樋口誠