話し好きか？否か？

サービスマンになりたいという人。

自薦他薦を問わず「彼は話し好きだから」「私は人とお話するのが好きなので」という理由を聞くことがあります。

全く話せなくてコミュニケーションが取れなくては確かにサービスマンには遠いかもしれません。

また仮に話せても「怖い顔をして」いたり、「愛想が無い」表情だったりも困ります。


しかし私の経験上「話し好きはサービス業には向かない」と思っています。

いや話すことだけが仕事なら良いのかもしれません。

多くのサービス業は「主たる商品」があっての接客になるのですから、「話だけ」では成り立ちません。

また余程の高額商品を扱っていなければ、サービス業は「一組を担当すればよい」なんてこともないのです。

つまり複数のゲストに満遍なく接客し、着実に商品を提供し、そして満足に繋げる仕事なんですね。


あ、私が出来ていると言いたいのではありません。

いえいえ還暦を過ぎても出来ていない事の方が多いのですが・・・


「サービス業をしたいから話し好きはやめよう」という必要はありませんが、「話し好きだからサービス業がしたい」は違うということです。

「お客様に適切に商品を影響するための方法」がサービス業なのですね。

普段の私の喋りっぷりをご覧の方々は「どの口がゆうてんねん」てなものでしょうが、一応私なりの鉄則のもとのお喋りということは記しておきたいと思います。

若い世代がこの業種に入って来られる時に「話下手だからやめとこう」というのは勿体ないとも言えますね。

是非、チャレンジしてください。


さて今日はお休みを頂きます。

休み中の御予約やお問い合わせはFBメッセンジャー、明日のお返事で宜しければPCメールでお願いいたします。


　　　　　　　　　　　樋口誠