ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

木を見て森を見ず、とか・・・

2020年02月26日 01時32分09秒 | ちょっと休憩
小さな事にこだわっていると本質が見えない、と言うような意味で使われるのだろうと思います。

恐らくどの世界でも通じる言葉です。

私の場合、若い人がテイスティングの勉強をするときによく使います。

「細かな比喩に拘っているとワインの本質がズレる」とか「ホクロの少ない人に偶々小さなホクロを見つけて、ホクロを掘り下げたコメントをすると、出来上がった像は【ホクロの人】になってしまう」とか・・・

ですので、少し引いた位置から物事を見ることも必要だという事です。


しかし、逆もまた真なり

森の中の一本一本の木を知らなければ綺麗な森を維持できないことも確かで、ワインも小さなポイントを見逃すと正しい方向に辿り着けないのですね。



それは最近の政界にも言えることかもしれません。

与党が「そんな小さな事ばかり言って。。。」という「桜関係」も「それが全てに繋がってる」と捉えているのが世間の多数。

別の熟語でいうと「一事が万事」

我々の血税を大事に使って欲しいものです。


         樋口誠