カリフォルニアのカーネロス地区で素晴らしいワインを造るキュヴェゾンと言うワイナリーからジェイ.シュパート社長がお越しになりました。
このワイナリーは実は21年前に訪れており、その前後25年に亘って当時ワインメーカーを務めたジョン.サッチャー氏には色々な事を教わった事が印象的です。
ジェイさんとジョンさんは一緒に働いたことはないそうですが、私がジョンさんの名前を出すと「25年もキュヴェゾンで勤め、名声を築いた人を覚えてくれていた!!」と喜んでもらえました。
クローンのこと、酵母のことなど、その時点で何十かのワイナリーやワインメーカーに現地でお会いしていましたが、一番身に染みる人だったと思います。
当時と今のキュヴェゾンのワインは20年以上の年月の中で替わった部分もあります。
それは人由来の事だけではなく、気候の変化もあるでしょうし、世界中のワインの基準が変ったというのもあるのではないかと思います。
しかし、ジョンからジェイへと受け継がれているのは「エレガンス」です。
カーネロスという南にありながら冷涼な気候を栽培地に選んでカベルネやメルロでないピノノワールとシャルドネに特化しているのですから「エレガンス」は当然なのかもしれませんが、そうでないメーカーも多いのです。
やはり哲学なんでしょうね!
私は特定のワインに肩入れするタイプのソムリエではありませんが、思い出に残るワイナリー、ワインメーカーはいます。
今は使っていませんが、近いうちにグラスで開けたいな、と・・・・・・
お楽しみに!!!