暦の上では、などと言いますが、55になる私でも、いや私だからか、よく把握していません。
しかし、年が明けてまだまだ寒くても「春」という感じはありますね。
4月の半ばまでは私にとっては春です。
そむりえ亭に入ったキッチンスタッフ、ホールスタッフのみならず、新しい人の新しい行先が次々に決まっていきます。
或いは難しい試験に挑戦して大学や高校に進学が決まるのもそうです。
また春の異動で遠くに旅立つことが決まったりします。
いやいや、そんなこと年中ある、というご意見もあるかも知れませんが、やっぱり春なんです。
昨日(ついさっき)もある若者から新しい旅立ちの相談を受けました。
「頑張れ~~~~~~ッ!!!!」って叫びたい気分です。
振り返れば37年前、高校を出て東京のホテル学校に旅立って、その2年後から勤めたホテルを5年で辞め、前職のホテルに途中入社したのも春。
心細く、自信が持てなく、寂しく、新しい門を叩き・・・・・
しかし、それまでの積み重ねは私ごときでもあって当時25歳の私が18歳の「先輩」から顎で使われ手いましたが、暫らくすると「あ、これは出来る」「うん、それなら私にも教えられる」というところが出てきました。
今の私はオーナーですから、新しい人を迎える立場ですが、実は社会の中では新人同様で常に不安に駆られています。
ですから若い人達には「どうせ、50を過ぎても不安なら、今は不安でも恥ずかしくない」位に構えて前に進んで頂きたいものです。
格好よく言うと「不安はエネルギー」なのですね。
さて今日も新しいニュースが飛び込んでくるでしょうか?
でも、新しい門出の裏側には悲しい旅立ちがあるわけで、その背中を上機嫌で送り出してあげる、という事も人生ですね。
そんなことを思う、極寒の2月の朝。