「いのちの食べ方」★★★
ニコラウス・ゲイハルター監督、92分
ドキュメンタリー作品、オーストリア、 ドイツ、2005年
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/05/d8a8a40f746c770b00d0878b422d4683.jpg)
鶏のまるごと冷凍になったものを見ると、
思い出す事がある、
小さいころ祖父母の家に遊びに行き、
畑の傍らの小さな小屋で
祖母が鶏を逆さに吊るし、今まさに
首を落とそうとしている場面だ。
その日は祖母に触れられるのを
嫌がったという。
生々しくて今では記憶をかなり自分で修正し
曖昧な部分がおおいけれど、
その夜食べたチキンは
まぎれもなくさっきまで庭を歩き回っていた。
でも生き物を食べるということは
そういうことなのだ。
自分たちの口に入るまでは
食品は様々な工程を経ているわけで、
こんなに安く口に入るということは
どこかで相当の効率化が図られている。
冷凍のチキン丸ごとでも600円くらい、
でも自分の手で実際にそこまでやるとして
一時間に何羽処理できるだろう。
そしてこれまでの育成費と自分の時給を
加えたらとても600円では出来ない。
ものの値段はいびつな状態が進んでいる。
100円ショップも便利だけど、
100円で売るためにどこかの経済が歪められてるのだ。
この映画にはナレーションも会話の字幕も
一切なし、ただただ食品加工の現実が映し出される、
ショックは受けない、生き物を食べるということは、
どこかでそれを殺し、加工しやすくしているのだから。
月並みだけれど、何を思ったかと言えば
有り難く食べ、御馳走様と感謝し
食べる分だけ注文し、残さず頂くということか。
肉の表示では遠くブラジルから来てるものもある、
それが国産より安いという
どうにもオカシイ常識は
ホントは少し考える必要があるのだろうな。
★100点満点で60点くらいか★
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この映画は予告編がよくできていて、
見終えて、予告でも十分伝わったなと。
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ニコラウス・ゲイハルター監督、92分
ドキュメンタリー作品、オーストリア、 ドイツ、2005年
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/05/d8a8a40f746c770b00d0878b422d4683.jpg)
鶏のまるごと冷凍になったものを見ると、
思い出す事がある、
小さいころ祖父母の家に遊びに行き、
畑の傍らの小さな小屋で
祖母が鶏を逆さに吊るし、今まさに
首を落とそうとしている場面だ。
その日は祖母に触れられるのを
嫌がったという。
生々しくて今では記憶をかなり自分で修正し
曖昧な部分がおおいけれど、
その夜食べたチキンは
まぎれもなくさっきまで庭を歩き回っていた。
でも生き物を食べるということは
そういうことなのだ。
自分たちの口に入るまでは
食品は様々な工程を経ているわけで、
こんなに安く口に入るということは
どこかで相当の効率化が図られている。
冷凍のチキン丸ごとでも600円くらい、
でも自分の手で実際にそこまでやるとして
一時間に何羽処理できるだろう。
そしてこれまでの育成費と自分の時給を
加えたらとても600円では出来ない。
ものの値段はいびつな状態が進んでいる。
100円ショップも便利だけど、
100円で売るためにどこかの経済が歪められてるのだ。
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一切なし、ただただ食品加工の現実が映し出される、
ショックは受けない、生き物を食べるということは、
どこかでそれを殺し、加工しやすくしているのだから。
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有り難く食べ、御馳走様と感謝し
食べる分だけ注文し、残さず頂くということか。
肉の表示では遠くブラジルから来てるものもある、
それが国産より安いという
どうにもオカシイ常識は
ホントは少し考える必要があるのだろうな。
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