soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
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ヤプログから引っ越してきました。

「シルク」ガイジンの見た日本

2008-01-14 00:10:59 | 大作映画ハリウッド系
「シルク」★★☆
マイケル・ピット、役所広司、キーラ・ナイトレイ出演
フランソワ・ジラール監督、日本 イギリス イタリア カナダ フランス
2006年、109分



もうすぐ公開のこの映画は、
昨年の東京国際映画祭で見た。
舞台挨拶には役所広司や中谷美紀も来て
オーチャードホールは華やかだった。

さて、映画はというと、
シルクを作るカイコの卵を
日本へ探しに来る青年の
波乱の人生を描いた作品。

出演者が丁寧に作った作品なので
ゆったりとした気分で見て欲しいと
言った意味が充分分かる出来。

ただいわゆる欧米人から見た
エキゾチックな日本観に捕らわれていて、
海外ではどうか分からないが
自分たち日本人にとっては
主要な日本人達の行動の意味が全く
理解出来ないのはどうなんだろう。

意味ありげな目配せ、
ゆっくりとした動作、
セリフが少ない分、そこに考える間が
生じるが、その部分で全く意味不明なので
自分に納得させる理由を見つけることも出来ないのだ。

面白かった?と聞かれたら
面白くないと答えるしかない。

坂本龍一の東洋を連想させる音楽も良い、
しっかりお金をかけたセットも良い、
でも肝心の物語が不足だ、
これではどうしようもない。

キーラ・ナイトレイ演じる主人公の妻の
苦悩の様子も今一つ伝わらない。

主人公を惑わす日本で出会った謎の女性は
行動は全く意味不明、
どこかに良いところを見つけようとしたが
残念だけど人に勧めるような映画じゃなかった。

★100点満点で40点くらい★

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今回の映画祭では目玉作品が殆ど無く、
良質さを求めたあまり、小粒で地味な作品が並んだと感じた。
キーラ・ナイトレイは出番が少なく、彼女のファンには物足りないだろうな。

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