soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

「王妃の紋章」絢爛豪華金色の氾濫、これも映画の醍醐味

2008-04-19 09:30:38 | 香港・アジア映画
「王妃の紋章」★★★☆
コン・リー、チョウ・ユンファ主演
チャン・イーモウ監督、香港、中国、2006年、114分



天下を取るための政略結婚で結ばれた
王と后、
どうやら王は王妃の薬に毒をいれているらしい、
目配せや表情だけで
心の内を表すような
様式やしきたりに縛られた生活。

親子や夫婦の間でも
殺し合いが繰り返された歴史をみると
この映画で描かれたものも
まんざら絵空事ではないだろう。

そして絢爛豪華な建物の内装や衣装、
そして夥しい数の兵隊が
何度も語り尽くされた復讐劇を
見応えのあるものにしている。

かなり本気で作った映画、
見ごたえもかなりのもの。

コン・リーを見出した監督によって
彼女は最後まで美しく

彼女の存在を際立たせるために
全ての舞台がお膳立てされていた。

きらびやかな黄金の金色の氾濫、
心を乱して走る王妃、
どんなに悲しい定めをうったえようと
見ているものに心底響くことはないだろうな、
何故なら描かれる舞台が日常と
かけ離れているから。

だからこの映画の楽しみ方は
コン・リーの美しさを見る
その一点に絞られる。

そしてそれで十分にその価値はあると感じた。

「マイアミ・バイス」や「ハンニバル・ライジング」と
ハリウッド映画にも出演してるが
やはり香港映画でこそ
彼女の良さが十分引き出されるのだなと感じた。

★100点満点で75点

soramove
★参考になったらココもクリック!←ランキング上昇ボタン

この豪華さはレンタルまで待つより、映画館で体験したい。

★映画ランキングはこちら