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読書と旅行と柴犬のブログ
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「ノーボーイズ,ノークライ 」男よ泣くな!見て損のない出来

2009-09-02 00:09:28 | 邦画
「ノーボーイズ,ノークライ 」★★★☆
妻夫木聡、ハ・ジョンウ主演
キム・ヨンナム監督、114分、2009年、韓国、日本



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「ヒョングは韓国から密輸品を日本のおじの元へ
運んで生活している。日本側では叔父の手下の
亨が深夜の海岸に迎えに来ていた。
ある日の荷物は少女が入った袋だった、
日本に着いてその少女が抜け出したことから
二人の運命が別の方向へ動き出す。」



近くて遠い国、韓国
こんなふうに二つの国を繋げる映画も出来るんだと
妙に感心し、嬉しい気分で見た、
出来はたいしたことないけど、
言葉だけじゃない、語らない表情や
背中や空を見上げる視線など
深読みすればするほど、伝わるものはあるのだと
なんか可能性を見せてくれた


母親に捨てられた男と、
大家族をひとり背負う男、
明日なんて夢見ないふたりが
なんとか希望を見つけもがく様子は
格好良くもなく、無骨でさえあるけど
「うまくいくといいなぁ」と願うのだ。

妻夫木聡とハ・ジョンウが並ぶと
体格的に差があるが、それよりも
存在感はハ・ジョンウが圧倒的だった、
彼の映画は5月に「チェイサー(追撃者」を見て
怖い役者だなと思ったが、このなんとも
情けない役も違和感無い、
妻夫木クンはやはり妻夫木クンの範囲を超えていない、
でも新しい挑戦には拍手を送りたい、
そのうち、そのうち素晴らしい役を
飄々と演じていくのを見たいものだ。

知らないうちに、さまざまなシガラミに
身動きが鈍くなる時がある、
自分だけでいられたらもっと楽かもしれないが、
人はそんな訳にはいかないようだ、
だからこの映画の根っこの部分で
自分の負うものとなんとか向き合う主人公二人には
共感するというか、「そうだよな、ガンバレ」と
思う部分がいくつか、
「投げ出さない」これって当然だけど
なかなかハードな現実でもあるのだ。


★100点満点で75点


soramove
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ハ・ジョンウは現在韓国で公開中の「国家代表」に主演していて
この映画は観客動員数が今年600万人を超えた3本目の作品となった。

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