soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

映画「ソーシャル・ネットワーク」アカデミー賞8部門ノミネートの実力

2011-01-27 22:24:23 | 大作映画ハリウッド系
「ソーシャル・ネットワーク」★★★★
ジェシー・アイゼンバーグ、アンドリュー・ガーフィールド、
ジャスティン・ティンバーレイク出演
デヴィッド・フィンチャー監督、120分 、2011年1月15日公開、
2010,アメリカ,SPE
(原作:原題:THE SOCIAL NETWORK)




                    →  ★映画のブログ★
                     どんなブログが人気なのか知りたい



第83回アカデミー賞の候補が25日にロサンゼルスで発表され、
『英国王のスピーチ』が作品賞、監督賞、主演男優賞をはじめ
最多12部門にノミネートされた。
続いてコーエン兄弟の『トゥルー・グリット』が10部門、
現在日本公開中の『ソーシャル・ネットワーク』、
渡辺謙も出演した『インセプション』が8部門の候補となった。



「アカデミー賞だけが映画の価値を決めるわけでは
もちろん無いけれど、一定の評価は分る、
8部門ノミネートの話題作、
そうなると期待して映画館へ、
速射砲のようなセリフの洪水、
主人公には確かに才能のひらめきを感じた、
ソーシャル・ネットワーキング・サービス「Facebook」は
世界規模で広がり大成功を納めたが
人間関係ではどうだったかを冷静に描く傑作」



映画の出来としては文句ない。
あとは好き嫌いの問題だ。


創始者マーク・ザッカーバーグ(ジェシー・アイゼンバーグ)は
成功を夢見たというより
自分の造った新しいサービスに多くの人たちが
共感し今も使ってくれるという幸福を
感じたかっただけなのかもしれないが、
組織が巨大化するにつれ
ビジネスの冷徹な部分が
経済的な成功こそが唯一価値のあるもののように
変化していく様子を
熱い映画なんだけど、
物凄く冷静に見つめた映画となっていた。



誰だって「成功」を夢見る
なれたかもしれない「もうひとり」の自分を
ふと想像しない人はいないだろう。

けれどそれを実現するには
それなりの覚悟と犠牲が必要だ、

もちろん「才能」なくしては
全てが夢物語だ。


和解のテーブルで皆が権利を主張している場面でも
主人公はパソコンから目を離さず
ひとり別世界に身を置いているようだ、
ここまで「何か」に自分の全身全霊をかけて
何かやり続ける、やり抜く決意があるのかと
こちらに迫ってくるようだった。



この映画の結末は
天文学的な財産を獲得できたが
友人の居ない孤独な青年という
ちょっとほっとするようなものとなっている、
でも自分達は知っている
この結末は別に悲劇的でも無く
多くの人が心の底では憧れるものだと。

この皮肉な結末を見届けて
劇場を後にすると
なんだかもやもやとしたものが
いつまでも心の中に張り付いていた。



★100点満点で80点

soramove
★この記事が参考になったらココもクリック!よろしく(1日1回有効)←ランキング上昇ボタン

すっとぼけた主人公を演じるジェシー・アイゼンバーグは何度か顔を見ている。

ゾンビランド(2009)

アドベンチャーランドへようこそ<未>(2009)
★人気映画ランキングはこちら、どんなブログが一番読まれているか