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書籍「姿なき蒐集家(上・下)/ノーラ・ロバーツ 著」ミステリーよりロマンス色の方が強くて残念

2016-05-11 01:09:57 | 読書の時間
書籍「姿なき蒐集家(上・下)/ノーラ・ロバーツ 著」★★★
ノーラ・ロバーツ  著 ,
扶桑社 (2015/1/31)





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「ライラはハウスシッターをしながら、
傍ら若い読者に好評の小説を書く作家でもある。
定住所がない生活だが彼女は満足していた。
今回はニューヨークで有名な
歴史的建造物での三週間の留守番。
好奇心旺盛な彼女はさっそく
向かいの部屋の観察を楽しむが、
ある夜、十四階の部屋から
女性が突き落とされる現場を目撃する。
すぐに警察に通報するが女性は即死、
さらに部屋にはもう一人、
男の死体が残されていた。
そして彼女は翌日、立ち寄った警察署で、
死んだ男の兄アッシュと
出逢うことになった…。!

(Bookデータ HPより)


出だしは結構良かった、
作品の中でも書いているように
ヒッチコックの映画の要素を借りて

大都会なら、そんなこともありそうと
覗き見のスリルと
偶然の事件との遭遇
そこから一気に事件に巻き込まれていく。


ただ、登場人物の人間関係が
あまりに偶然が出来過ぎで

大都会でこんな狭い人間関係って
それはあり得ないねと
リアルな感じが薄まって
出来過ぎな感じ。


それから作者はロマンスとサスペンスが
お得意なんだから
この展開も仕方ないだろうが
近親者が殺され
その真っただ中に居ながら
小説を書いたり
集中が必要と思える独特な絵を描いたり
こんなことに集中出来そうもない。

だからどれもがご都合主義に感じて
上下巻の下巻はツラかった、
早く終えたくて仕方ない

でも一応読み始めた本は
詰まらなくても
終わりがすぐに分かっても
最後まで読みとおすと決めてるので
なんとか読了

この内容で上下巻は厳しかった。


コレクターが殺人を犯してでも
手に入れたいロシア皇帝の
宝飾品については
その関連のウンチクは
もっとあっても面白かったと思う、
現代の様に
コストばかりがシビアな時代
お金と時間を湯水のように使って
出来上がったアート作品を
もう少し掘り下げてたら
また印象も違ったと思う。

海外のミステリー、サスペンスものが
好きだけど
なかなか良い作品に巡り合えないものだ



★100点満点で70点


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