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書籍「邪悪(上・下)/パトリシア・コーンウェル(著) 」展開がほぼなく、独り言をずっと聞いてるみたいだ

2017-01-09 11:33:09 | 読書の時間
書籍「邪悪(上・下)/パトリシア・コーンウェル(著) 」★★★
講談社 (2016/12/15)
384/336ページ、各1.350円


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「累計1300万部突破!「検屍官」シリーズ23作目最新刊!
ハリウッド大御所の娘の死を警察は
事故と判断しているが、
スカーペッタは疑念を抱く。
それはさながら誰かが彼女だけに
わかるように死体に証拠を残しているかのようだった。
様々な妨害に遭いながら殺人の背後にある
秘密を明らかにしていく一方、
スカーペッタの姪のルーシーに危険が迫る。」

(Bookデータ HPより)

もう23作目か、
最近は年末に書店に並ぶので
正月にこのシリーズを読んでる、
新しい驚きはないものの
恒例行事化してる。



またしても上下巻に分かれているが
「こんなの一冊で充分じゃないの?」と
ケチをつけたくなるような薄さじゃなく
まあまあかな、
内容じゃなくそんなことも気になる。


冒頭から殺人事件が起こり
「おっ、今回は展開早そう」と思ったのに
そこからダラダラと思わせぶりな
メールや、リンク先の動画
思惑が交錯して
なかなか核心には近づかない。



もう慣れたけれど
スカーペッタが勢いがなくなり
何故かマリーノが偉そうだったり
過去の宿敵が見え隠れして
結局は最後まで読み切るんだけど
人には勧められないな


ノリにノッてた時期を
発売と同時体験してきただけに
最後まで付き合う覚悟は出来てるけど
物足りない。
足らなさすぎ。



しかも今回は上下巻通じて
彼女自身は検死をまったくしない、
状況だけを説明し
あるかもしれないあれこれを想像し
「そんなのベントンに直接聞けよ」とか
突っ込みを入れたくなるほど
誰も心底信じられないような
もやもやした作品だった。

また今年の年末24作目を
文句付けながらも読んでるんだろうな。


新装版として「検屍官」シリーズの最初から
発売されているので
初期の6作目くらいまでは
ミステリー好きにはススメたい。

★100点満点で75点


soramove
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