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書籍「かがみの孤城/辻村深月 (著)」今年度本屋大賞の実力やいかに?

2018-04-23 16:33:04 | 読書の時間
書籍「かがみの孤城/辻村深月 (著)」★★★☆
単行本: 554ページ
出版社: ポプラ社 (2017/5/11)

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「あなたを、助けたい。
学校での居場所をなくし、
閉じこもっていたこころの目の前で、
ある日突然部屋の鏡が光り始めた。
輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、
城のような不思議な建物。
そこにはちょうどこころと
似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に。
すべてが明らかになるとき、
驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じている
すべての人に贈る物語。
一気読み必至の著者最高傑作。」

(出版社HPより)

Amazonであらすじを読んだ時は
読むつもりはなかったが、
本屋大賞受賞ということで
さっそく購入し、読んだ。


554ページという
ずっしりとした重み、
こういうの好きだ、

ただ地下鉄で読もうと
鞄に入れて持ち歩くには
ちょっとかさばる。

不登校の子どもたち
7人が鏡を通って
一つの場所に集められる、
何故この7人が集められたか?
そして「秘密の鍵」を見つけた子は
どんな願いもかなえられるという。

一気読み、とはいかなかった、
確かに読みやすいし
ここに登場する7人のそれぞれの
事情は容易に察しがつく

もちろん知識としてのイメージなので
彼らの切迫した感情までは分からないが。

読み終えて、
良くできた話だとは思ったが
著者の最高傑作!と聞くと
「これが?」とも。


やはり当事者たちの13~16歳という
年齢が離れすぎてしまったからか
子供にも読みやすいとは思うが
大人んはちょっと深みが足らないかな。

それ程面白いとは感じなかった。

これが今年の本屋大賞ですか。

好みの問題だからね、
自分には合わなかったが

ちょっとした事で
ここに登場する7人と似た境遇を
感じる人も多いのだとも思う。
そんなとき「分かってくれる」という
キーワードはとても重いものなんだろう。

ただし本屋大賞が直木賞や
芥川賞とは別

本当に売りたい本というスタンスなら
自分が買った「10刷」というのは
もう十分売れてる作品なので
前回のように直木賞作品に与えたり
もう売れてる作品に与えるのは
なんか違和感があるけどね。


まだあまり知られてないけど
「知る人ぞ知る」隠れた名作の
推薦を期待したいね。


★オススメ度★
読み物としては面白いので
オススメですが
もうひとつ深みが欲しい。


★100点満点で75点

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