「出口のない海」★★★
市川海老蔵(11代目)、 伊勢谷友介 、上野樹里、塩谷瞬主演
佐々部清 監督、2006年
同じ日に「回天」についての
映画とTVを見た。
今、何故、「人間魚雷」なのか
発進すると、目標にぶつかる以外
止まらない爆薬を積んだ鉄の筒に
人間が入っている。
命令する方も、そして乗る方も
それは死んでしまうことだと分かっている。
これは事実を再確認することと、
現代の繁栄は過去のこんな惨いことの上に
成り立っているということを、
改めて考える機会を与えているのだ。
誰が命令で死ねるだろう、
それなら自ら飛び込んでいこうか。
人間の記憶は薄れてしまう、
あれほど絶対に忘れないと誓ったことさえ、
記憶の中から薄れて行くのだ。
この映画自体は、実は同じ日に見たTVドラマの方が
胸に迫った。
映画として見せる「核心」となる部分の描き方が
不十分な感じがするからだ、
それでも同じ時期、同じ題材が提供されるということに
何か意味があるのだろう。
何より、主人公と残される恋人が自分の心を吐露するシーンは、
つい最近「紙谷悦子の青春」を見たばかりなので、
どうにも薄っぺらに感じた、もちろん気持ちでは伝えたいけれど、
それを許さなかった異常な時代を伝え切っていないように
感じたのだ。
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市川海老蔵(11代目)、 伊勢谷友介 、上野樹里、塩谷瞬主演
佐々部清 監督、2006年
同じ日に「回天」についての
映画とTVを見た。
今、何故、「人間魚雷」なのか
発進すると、目標にぶつかる以外
止まらない爆薬を積んだ鉄の筒に
人間が入っている。
命令する方も、そして乗る方も
それは死んでしまうことだと分かっている。
これは事実を再確認することと、
現代の繁栄は過去のこんな惨いことの上に
成り立っているということを、
改めて考える機会を与えているのだ。
誰が命令で死ねるだろう、
それなら自ら飛び込んでいこうか。
人間の記憶は薄れてしまう、
あれほど絶対に忘れないと誓ったことさえ、
記憶の中から薄れて行くのだ。
この映画自体は、実は同じ日に見たTVドラマの方が
胸に迫った。
映画として見せる「核心」となる部分の描き方が
不十分な感じがするからだ、
それでも同じ時期、同じ題材が提供されるということに
何か意味があるのだろう。
何より、主人公と残される恋人が自分の心を吐露するシーンは、
つい最近「紙谷悦子の青春」を見たばかりなので、
どうにも薄っぺらに感じた、もちろん気持ちでは伝えたいけれど、
それを許さなかった異常な時代を伝え切っていないように
感じたのだ。
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