soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

「カンナさん、大成功です」大切なのは外見?それとも内面?

2007-12-27 01:34:58 | 韓国映画・アジア映画
「カンナさん、大成功です」★★★☆オススメ
キム・アジュン 、 チュ・ジンモ 、 イ・ハヌィ 、 キム・ヒョンスク 、 キム・ヨンゴン 、 ソン・ドンイル出演
キム・ヨンファ監督、2006年、韓国、116分



全身整形したら、
誰もが振り向く美人になって
恋も仕事も大成功!

なんてね、都合が良すぎる、
だから結局どうすればいいんだ。


整形の是非の議論は
他に任せることにして、
韓国は現職の大統領も目の整形を
公表するようなお国柄。

だから寛容かと思うと、
映画の中でも
「整形は否定しないけど、自分の彼女には
嫌だな」
などと主人公が
恋い焦がれる男に言わせるあたり、
これが普通の感情だろう。

何もかも捨てて新しくなったのに、
隠すことは、なんだか自分自身も
それを否定しているみたいに映る。

とはいえ、そんな真面目な題材に
切り込んだ映画では無くコメディとして、
韓国でも大ヒットした映画なので
期待して行ったが、
「それなり」の出来だった。こんなものだろう。


面白かったけれど、
軽目のコメディの域は出ない、
ポップコーンを食べながら
日本と微妙にずれた笑いのテンポを
楽しむのがこの映画の見方。

でもこのノリきれない、ノリ韓国映画なのだ


韓国の人は痩せている人が多い、
これは旅行中にも感じる、
でも地下鉄なんかで強引に座席に
割り込んでくるオハバは、やはり
腰や尻にたっぷり肉のついた
小太りな体系だったりするわけで、
痩せたい、美しくなりたいは
世界共通の願いのようだ。

映画が終わって日本語の歌が聞こえてきた、
最近ではハリウッド映画にまで
似たような事をしている、
これってどうかな。

ホントの映画ファンにとっては
邪魔くさいだけ、自分としてはやめて欲しい。

韓国ではエンドロールになるか
ならないかで劇場側が扉を開るので、
通路の光が入り込み
観客も一斉に立ち上がる。

お国柄ってこういうところにも。

★100点満点で70点
面白く見させてもらった★

★参考になったらココもクリック!←ランキング上昇ボタン

ソウルで映画を見る時、日本と違うのは
チケットの買い方だ、多くが携帯で予約し
それを窓口や機械で発券している。

★映画ランキングはこちら


「エンジェル」俗物の天使の生き方

2007-12-25 20:25:02 | ミニシアター系映画
「エンジェル」★★★
ロモーラ・ガライ、サム・ニール、シャーロット・ランプリング主演
フランソワ・オゾン監督、イギリス、フランス、ベルギー合作
2007年、119分



古いハリウッド映画のような
大袈裟な音楽で始まり、
食料品店を営む母に育てられながらも、
実は自分は貴族の出身と夢見る少女。

夢というより、妄想に近い空間を遊ぶ
主人公はその妄想を文章に写し、
大成功を収める。

ラストに向かって不安な気持ちになる、
どこかに残酷な仕掛けが用意されてるはずなのに
このままだと終わっちゃうよ、
そんな気持ち。

メロドラマさながらの大袈裟なセリフ、
舞台を見ているような
分かりやすい反応、
なんだこれ、このまま終わるのか・・・。

様々な場面で
色んなことを考えることも出来るけれど、
それでもこれはないよな。


もちろん、主人公は哀れなほど滑稽で
でも本人は必死で、
どこか「風と共に去りぬ」の
スカーレットを思わせるが
情熱の発露の方向が常に自分、自分、自分なのだ
なんか違うな、ずっとそんな気持ちだった。

オゾンは独特な監督だ、
他と違う何かを常に見せてくれた、
だったらこの作品はどうかというと、
何かを狙ってはいるだろうけど、
分かりにくくて自分にはムリだったということ。

古き良きハリウッド全盛期の映画を見たような
気分だけど、
監督が意図したどうかは分からないが
それならヒロインは絶世の美女であるべきなのに、
名声を強く望んだ、ブサイクな少女が
夢見心地で書いた本の主人公を
自分で演じていたような映画だった。

退屈はしないけど、望んだ何か面白いものは
得られなかった。

★100点満点で60点

★参考になったらココもクリック!←ランキング上昇ボタン

異色の監督とよく称されるが、
この作品ではその「何か」は感じられず残念

★映画ランキングはこちら


「ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記」髪も増量で面白さもup!

2007-12-23 21:32:19 | 大作映画ハリウッド系
「ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記」★★★★
ニコラス・ケイジ 、ダイアン・クルーガー 、エド・ハリス 主演
ジョン・タートルトーブ 監督、2007年、アメリカ



話は歴史上最も謎に満ちた
リンカーン暗殺事件までさかのぼり、
まずは失われた日記を手がかりに
先祖の汚名と黄金伝説に
ゲイツとその仲間の活躍が始まる。


謎解きの面白さが宣伝されてるが、
ゲイツにかかると
長く200年も封印されていた謎が
いとも簡単に解けていくので、
「どうなるんだろう?」とはあまり感じない。

どうも、増えている髪が気になるくらいで
あとはワリとスマートに進んでいく、
このあたりが「インディー・ジョーンズ」と比べると
弱いけれど、それでも色々盛りだくさんで
退屈な感じは全く無い、
ハリウッド映画の贅沢な映像を楽しみたい。

まさに正月映画、
ジェリー・ブラッカイマー製作とくれば
潤沢な予算を使って、作品は安さも感じさせない、
劇場で見ている間中、楽しめること間違いなし
都合良すぎに進む展開も
色々ツッコミながらも、それもまた楽しい。

日本のほうが歴史がずっと長いのだから
こんな作品が出来そうだけど、
たぶん予算とかのせいなのか、絵空事の
リアルが感じられないものとなりそうだ。

映画が娯楽であり、ビジネスと最初から
割り切って作ったディズニー印の映画は
そのあたりちゃーんと分かって豪華な出来だった。

★100点満点で75点
これならお金出して見て損ナシ★


★参考になったらココもクリック!←ランキング上昇ボタン


このシリーズはこれからも2年毎くらいに出来そうだ、
寅さんシリーズのようにゆるーく続いても、見てもいいな

★映画ランキングはこちら


「ダーウィンアワード」情けない死亡原因第1位

2007-12-20 20:19:43 | ミニシアター系映画
「ダーウィンアワード」★★★
レイフ・ファインズ、ウィノナ・ライダー主演
フィン・タイラー監督、アメリカ、2006年、96分



人の才能は色々あるもので、
身体能力に優れた人の素晴らしさは
スポーツ欄で知ることができる、
とても間ねできそうにない記録や技を
ただ見るだけしか能がないのだが。

この映画の主人公は
警察でプロファイラーとして
僅かな証拠から人の行動を推察し、
事件解決に役立てていた。

その彼がある事件で失職し、
つぎに自分の力が示せるのは
保険調査員だと、自ら売り込む。

わずかな痕跡も見逃さず、
人のウソも見抜き
かなりこの仕事にも向いてそうだ。

彼のように人並みはずれた能力が
明らかで、自分でもそれを認識しているのは
実は僅かじゃないだろうか。

皆、自分の特性が何かで分かり、
この仕事が向いていると
幼いころから分かるのもなんだかつまらないな。

それが分からないから
いつまでも迷っているあたりが
人間のかわいい所かもしれないしね。


自分を一番生かせる天職があるとして
それを知りたいと、紆余曲折を経て
知るならいいけど、始めから分かっていたら
人は努力ってしなくなるだろう、
だって何もしなくてもぴったりの
職業があるのだからね。

それでも映画の主人公は
実に楽しそうに自分の個性を生かして
仕事に頑張るのだけど、
ちょっと抜けているところもあって、
それがあるからこの映画が
残酷な運命というより、
なんとかなるだろうなと安心させてくれるのだ。

タイトルに引かれて見たけれど、
登場人物が生き生きとしていて
またそのあたりで映画とは関係無いことを
あれこれ考えていた。

★100点満点で70点
特にはススメませんが★

★参考になったらココもクリック!←ランキング上昇ボタン

この映画に相当興味を持っているという人は
ピタッとはまるかもしれないが、
ただなんとなく見た人は、展開に戸惑うだろうな。

★映画ランキングはこちら


「ベオウルフ」まだまだ微妙なフルCG、凄いのか安いのか

2007-12-19 00:49:51 | 大作映画ハリウッド系
「ベオウルフ」★★★
声の出演:アンジェリーナ・ジョリー 、アンソニー・ホプキンス 他
ロバート・ゼメキス 監督、アメリカ、2007年、114分



6世紀のデンマーク、
王が盛大な宴を催す中に、
醜く巨大な怪物グレンデルが
姿を現し人々を虐殺した。

その怪物退治に応じた戦士ベオウルフは、
見事グレンデル撃退に成功する。

とまあ、そんな内容ながら
どうしても身を乗り出して
CGの出来具合をチェックしてしまう


なるほど、なかなかの出来だけれど
やはりぎこちない。人間は常に微妙に動いてるもの、
でもそれをCGでやられると
気持ちは分かるけど、違うんだよなー。

そんなことばかり考えていたので
内容はホントどうでも良かった。
これからフルCG映画は何処へ向かうのだろう。

この映画は主人公がラストに涙したりするけれど、
彼らに感情はムリだ、こっちも泣けない、
もっと想像のイメージの海を自由に
泳ぎ回って欲しい
、でなければ実写でいいのだからね。

見終わって、扉から出ると
隣の劇場では「ボーン・アルティメイタム」が始まるところだった、
これならこっちもう一回見れば良かったかなと、ふと。

★100点満点で60点

★参考になったらココもクリック!←ランキング上昇ボタン

アンジェリーナ・ジョリーはキレイに仕上がってたな。

★映画ランキングはこちら