銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

菊の湯(大和・鶴間)

2017-06-18 13:14:56 | 銭湯
小田急鶴間駅をセブンイレブンがある西口に降りると、南林間方面に線路沿いを歩いて突き当たりを左折すれば、菊の湯に到着する。
マンション銭湯で、周囲の住宅街にとけ込んだ銭湯だ。



▲鶴間駅を降りて


▲線路沿いの突き当たりを左折したところ


▲菊の湯に到着


下足箱に靴を入れて中に入ると、受付はフロント。40代後半から50代前半ぐらいとおぼしきニット帽をかぶった男性。終始睨んだ感じの表情で、あまりいい感じはしなかった。


お金を支払って脱衣場に入ると、そんなに広くはないが、きれいに整えられている。


浴室はシンプルな作りで、左手前にサウナ。その奥に水風呂。
カランは小さな島カランと、男女仕切壁にもカラン。
奥に浴槽だ。


浴槽は、L字型をしていて、右が座湯ジェット。広いスペースをバイブラ。そして手前が電気湯。
天井はやや高く、珍しいことに真ん中が低くなって両端がせり上がる。つまりM字の天井だ。


壁画類は一切なく、白で統一されている。清潔感はあって良いのだが、少し個性がない印象を受けた。
お湯の温度は、42℃ほど。このへんも無難な感じであった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 小田急鶴間駅
経路 線路沿いを左折した住宅街
周辺の環境 住宅街
●空間演出
建物外観 マンション
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 特になし
照明 ふつう
★設備
休憩所 脱衣場兼用
脱衣所 清潔感がある
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 座湯、バイブラ、電気湯
サウナ あり
温度 42℃
棚 なし
男女入れ替え なし
■サービス
接客 愛想がよくない
清潔さ きれい
貸しタオル あり
備え付け なし
◆人
受付 40代後半ぐらいの男性
客層 中高年


【案内】
住所
〒242-0005 大和市西鶴間1-23-7
営業時間
15:00〜24:00
定休日
木曜日
※神奈川公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載

つるま湯(大和・鶴間)

2017-06-18 13:14:19 | 銭湯

小田急鶴間駅から線路沿いを歩いて住宅街の入り口付近につるま湯がある。
古風な佇まいで、落ち着いた雰囲気の銭湯だった。



▲鶴間駅を振り返る


▲線路沿いを歩き


▲住宅街の中に足を踏み入れ


▲煙突がみえて


▲目の前につるま湯が


▲到着。歩いて5分ぐらいか


まったく予備知識なしで来たので、大和市にこういう古い銭湯があることに驚いた。おのずと入り口から期待感が高まる。


中に入ると、真ん中が傘入れ。そこから左右に男女に分かれて下足箱がある。下足箱の足元は簀の子。珍しい。


扉を開けると番台で、座っていたのは40代半ばぐらいの女性。
対応が丁寧で、さりげない笑顔がとても素敵だった。一般的にテレビを見てる人が大半だが、ここの番頭さんは本を読んでいた。


脱衣場は広く、典型的な昔の銭湯の作りである。今でも使えるのか分からないような古いマッサージチェアなどもあって、雰囲気とマッチしている。
それと坪庭があって、その横にトイレが設置してある。


浴室もまた広く、且つ無駄がない。
カランは古いタイプのもので、島カランは背が低く、男女の仕切壁のカランにのみシャワーがついている。


浴槽は、3対7ぐらいの割合で、3が座湯ジェット。7がバイブラ。ともに白湯だ。
温度は、45℃。古い銭湯ならではの期待を裏切らない熱い温度設定である。


天井は高いけどカランは低いので、視界は良好。開放感は抜群である。まさに自分好みの銭湯だった。
壁画は、富士山。壁がややたわんでいるのはご愛嬌か。


浴槽のすぐ上にはタイル絵があって、縁起を担いだ鯉の絵。このあたりも伝統をしっかり踏襲している。
カランは、小さなタイルで作られたモザイク絵。こちらは日本の古い田園風景。すべてが和風で統一されている。


客層は、ほぼ高齢者で、あまりお客さんはいなかった。このへんはやや寂しい気がした。
しかし落ち着いた雰囲気と古い銭湯。まさに大人が集う社交場という感じの銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 小田急鶴間
経路 線路沿い
周辺の環境 住宅
●空間演出
建物外観 趣のある古風の建物
壁画・眺望 富士山
統一感 あり
置物 特になし
照明 ふつう
★設備
休憩所 脱衣場兼用
脱衣所 広くて開放的
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 座湯、バイブラ
サウナ なし
温度 45℃
棚 なし
男女入れ替え なし
■サービス
接客 丁寧
清潔さ きれい
貸しタオル あり
備え付け なし
◆人
受付 40代ぐらいの女性
客層 高齢者


【案内】
住所
〒242-0004 大和市鶴間1-8-13
営業時間
15:00〜23:00
定休日
月曜日
※神奈川公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載

大和湯(大和・大和)

2017-06-18 13:13:18 | 銭湯

小田急大和駅を降りてすぐ目の前に大和湯がある。
いろんな駅前の銭湯を訪ねてきたが、ここは指折りの近さだ。



▲この日はあいにくの雨




▲線路沿いを歩いて15秒!
もう大和湯が見えてきた


▲トータル1分も掛からず到着


下足箱に靴を預けて傘を置くと、中に入れば目の前がフロント。50代半ばぐらいの女性。品がありすごく丁寧だ。
フロント右側には休憩室がある。


のれんをくぐって中に入ると、そこそこ広い脱衣場。ちゃんときれいに保たれている。
それと目に留まるのが金魚の水槽。けっこう大きな水槽だ。


浴室に入ると、右側に立ちシャワーがなぜか四つもある。誰も使っておらず、無駄にオーバースペックのような気もしなくもないが…。
それと島カランに左の男女仕切りの壁にもカラン。


浴槽は、L字型をしていて、左奥から薬湯、そこで仕切られて、座湯、パイプの仕切りで、なにもない空間、隣が電気湯。それと手前側にはバイブラといった感じだ。


天井は低く、それと残念なことに黒ずんでいる。たぶんカビだろう。それがものすごく汚い印象を与える。
手が行き届くところはちゃんと清掃してるのだろうが、こういうところはどうかなと感じてしまった。


客層はほとんど高齢者で地元客が大半だろうけど、下町にあるような和気あいあいとした会話はみられなかった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 小田急大和駅
経路 すぐ目の前
周辺の環境 居酒屋やスーパー
●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 ほぼなし
統一感 あり
置物 特になし
照明 ふつう
★設備
休憩所 フロント横
脱衣所 そこそこ広くきれい
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 薬湯、座湯、電気湯、バイブラ
サウナ なし
温度 42℃ほど
棚 なし
男女入れ替え なし
■サービス
接客 とても丁寧
清潔さ きれい
貸しタオル あり
備え付け なし
◆人
受付 50代ぐらいの女性
客層 高齢者ばかり


【案内】
住所
〒242-0017 大和市大和東1-2-7
電話
046-263-6215
営業時間
15:00〜24:00
定休日
毎週木曜日
※神奈川公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載

中乃湯(横浜・桜木町)

2017-06-18 09:28:35 | 銭湯

■横浜の尾根道をたどる


この日は京急日ノ出町から藤棚という住宅街にある中乃湯を目指した。
横浜市中央図書館を横切り、野毛山動物園の先を下ったところに、中乃湯はある。



▲日ノ出町を少し歩いたあたり




▲中央図書館


▲野毛山動物園に向かう


▲坂道をのぼって




▲野毛山動物園


▲今度は下っていく


▲ランドマークタワーが遠くにみえる


▲急カーブ


▲歩いている道は、尾根道のようである


▲かなり歩いたので、まだかなぁと思っていると




▲中乃湯に到着(こちらは裏側。右の道に進むと、入り口がある)




▲入り口


▲日ノ出町からは、なんだかんだ20分近くは歩いた


■かつて自慢だった名残も…


裏側をみたときは、あまりの老朽化ぶりに、この銭湯、大丈夫だろうか?…と思ったが、中に入ればきちんと手入れのされた銭湯だった。


下足箱に靴を入れると、扉を開ければ受付はもちろん番台で、50代後半か60代ぐらいの女性が座っていた。
脱衣場はとてもひろくて真ん中はガランとしている。
それに対して、ロッカーは端っこにあるのみ。だからなのか、常連客らしき人はカゴを使っていた。
カゴはプライバシーもセキュリティーもゼロなのだが、手っ取り早いし、そもそもお客さんが少ないので心配する必要もないだろう。


それと脱衣場の裏側には、ちょっとした休憩所があって、冷房をきかせていた。
トイレに入ると、近年ではめずらしくなった和式トイレ。


浴室は横長の作りで、島カランが二つと、左右の壁際にカランがある。それと右手前はじっこに立ちシャワー。
奥に浴槽。浴槽は、6対4の割合で、6が白湯で、3が薬湯。この日の薬湯はじっこうだった。
白湯は、さらに半々でなにもない浴槽とジェットバスにパイプで区切られている。


温度は、白湯が43℃ぐらいか。もしかするともう少し低かったかもしれない。薬湯は、45℃前後。ともに温度計は、43℃を示していた。


それと気になったのが、浴槽の上にあるガラス。今は曇りガラスでその先がなにも見えないが、なんだろうとあとで調べると、どうやら鯉の泳ぐ水槽だったらしい。
しかし、今はポスターなども張られていたので、やめてしまったのだろう。
かつてこの銭湯の自慢だった名残というべきか。
ちょうど蒲田の改正湯のような風景だったものと推察される。


■トラブルで昭和の銭湯を味わう


カランでシャワーを流しながら頭を洗っていると、心なしかここの銭湯はカランのお湯が低いなと感じていたら、浴室にいた先客の一人が、「シャワーが冷たくないですか?」と聞いてきた。
たしかに!
「たしかに冷たいですね。いまは体が熱いからちょうどいいんですけど」と言ったのだが、どうも変だ。
いくら暑い日だからといってもカランのシャワーを水に変える理由としてはおかしい。


そういえばもう一度入浴すると、心なしかお湯も少し冷めてきたような気もする。実際にどうだったかは分からないけど…。
ちょうど出るタイミングだったので、貸しタオルを返すついでに、
「なんかカランのお湯が冷たかったんですけど…」と言うと、番台の女性は笑いながら
「ごめんなさい。ちょっと調子が悪かったみたいで…冷たかったら言ってくださいね」
と言われた。
調子が悪かったンかい!


カランのシャワーから水が出るなんてはじめてだったのでビックリしたが、こういうことって昔の銭湯だと、普通にあるのものだったのだろうか?(サボってたとしか思えないのだが)
中乃湯は、こうしたトラブルも含め、「昭和」が堪能できる銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 JR桜木町駅、京急日ノ出町駅、相鉄西横浜駅
経路 中央図書館、野毛山動物園
周辺の環境 住宅街
●空間演出
建物外観 古びた建物
壁画・眺望 湖畔からみる富士山
統一感 ある。絵に描いたような昭和の銭湯
置物 特になし
照明 ふつう
★設備
休憩所 脱衣場とは隔離された休憩所が用意されている
脱衣所 かなり広いが、ロッカーの数が少ない。おそらくロッカーが出始めた時期の移行期の姿なのかも
シャワーの出 ふつう(途中で冷たくなかった)
浴槽の種類 ジェットバス、薬湯
サウナ なし
温度 43℃、45℃
棚 なし
男女入れ替え なし
■サービス
接客 ふつう
清潔さ ふつう
貸しタオル あり
備え付け なし
◆人
受付 60代前半ぐらいの女性
客層 高齢者や中高年


【案内】
住所
〒220-0053 横浜市西区藤棚町2-197-37
電話
045-241-2959
営業時間
15:00〜22:00
定休日
木曜日
※神奈川公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載