京急新馬場駅を降りると、かつて品川宿場だった商店街を歩き、幹線道路とぶつかる所に天神湯はある。
マンション銭湯ながら、その内部は高級リゾートホテルを思い起こさせるような贅沢な設備。
東京を代表する銭湯の一つだろう。
▲京急新馬場駅を降りると
▲品川神社が目の前にあり
▲京急新馬場商店街を歩く
▲このあたりを右折すると
▲茶色の建物がみえる
▲天神湯に到着
▲高層マンションの下にある
▲離れた場所から撮影するとこんな感じ。なかなか大きいし立派な建物
まず自動扉からしてスゴい。大きな木目調の自動扉で、最初どこから入るんだ?と思ってたら、壁が動くみたいに開いた。
下足箱スペースもすごくきれいで、ここからワクワクさせてくれる。下足箱のところを抜けると、目の前が広いスペースにフロントと休憩室。
フロントの受付は、20代後半か30代前半ぐらいの女性。
愛想は決して良くなかったが、とくに不満を感じるような対応でもなかった。
浴室は二階に上がるとの表示があったのでフロントを背にぐるっと回るのだが、その途中の通路と階段が徹底したこだわりよう。まるで高級リゾートホテルのようである。
ここを歩いていると、自分が銭湯に来たのを忘れてしまいそうになる。
そんな感じでいちいち感嘆しながら二階にあがるのだが(階段があるが、エレベーターまである)、ここからが男女の分かれ目になる。
左にある男湯のほうに入ると、やはり脱衣場もすごく綺麗だが、スペースはやや狭く感じた。
浴室に入ると、最初にあるのが立ちシャワー。この立ちシャワーもかなりこだわっている。
まず操作するハンドルがはじめてみる形をしていて、外壁が石づくり。これだけでも他の銭湯と比べたら別世界だ。
その立ちシャワーの奥にカランがある。カランはそれほど多くないが、島カラン一つと左右の壁にもカラン。
その奥の左壁際に浴槽が並ぶ。
手前が熱湯で、45℃ほど。その隣が主浴槽になっていて、白湯。
柱を挟んだ先に深浴槽の座湯ジェット。
白湯の方は、42℃ぐらいだろうか。しかしこういうところはかねがね温度設定が無難になりがちだが、きちんと熱湯を用意してくれるのは嬉しい。
設備が素晴らしくてもお湯の温度が低くいと入った気になれないので、まさに至れり尽くせりである。
さらに扉で仕切られた向こう側に、黒湯。ここは白湯と同様に42℃ほど。そんなに広くはなく、実質4、5人入れるぐらいのスペースだろうか。
それと黒湯が非常に濃厚で、まるで墨汁を入れたみたいだ。なんとなくヌルヌルした感触もあった。
こんな感じで設備が非常に素晴らしいので、平日の夜ではあったが、お客さんがかなり入っていた。
客層は、やはり若い人も目立ったが、基本中高年。それと地元のお客さんもかなり多い感じがした。
このへんは、やはりいくら高級路線でも銭湯は地元の人に愛されてこそなのだろう。
【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 京急新馬場
経路 幹線道路を歩く
周辺の環境 飲食店
●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 特になし
照明 特に明るくはないが、照明の演出が秀逸
★設備
休憩所 フロント前
脱衣所 綺麗だがやや狭い
シャワーの出 ちょっと良くない
浴槽の種類 熱湯、白湯、座湯、黒湯
サウナ なし
温度 42℃、45℃
棚 あり
男女入れ替え なし
■サービス
接客 ふつう
清潔さ きれい
貸しタオル なし
備え付け あり
◆人
受付 20代後半ぐらいの女性
客層 中高年や若者
【案内】
住所
品川区北品川2-23-9
TEL
03-3471-3562
営業時間
15:00~24:30
定休日
金曜日
最寄駅
京急新馬場駅徒歩5分
※品川浴場組合ホームページ転載