銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

山陽館(川崎・小田栄)

2020-04-07 07:02:00 | 銭湯

#山陽館









#小田栄駅


▲JR南武線支線の小田栄駅。支線とあるように、本線から臨海に続く路線だ


▲降りると


▲無人駅である




▲周囲には巨大なショッピングモールがあるが、周りは安穏とした雰囲気


▲左(川崎駅方面)へとテクテク歩く








▲途中にあるのが栄湯。ここも訪ねたが、今回はスルー




▲まだ真っ直ぐすすみ








▲大通りにでる


▲横断歩道をわたり


▲ここでストップ


▲右に進む




▲この串焼き屋さんのところで止まり


▲左折






▲ここで立ち止まり


▲右に進む




▲すると左側に煙突がみえてくる






▲コミカ風呂


▲右の裏側に見ると薪の山




▲これだけの材木を処理するとなると大変だろう


▲到着


建物の中に入ると、やはり古い雰囲気を漂わせており、受付に座るのは30代後半から40代前半あたりの男性。
とても真面目そうな対応で、貸しタオルをお願いすると「大きい方が50円で小さい方が無料です」と言われた。もちろん無料の小さい方をお願いした。
ロビー奥にはソファとテレビがある。
男湯は右側で、中に入ると横長の作り。前後にロッカーがあり、扇風機と空気清浄機が稼働していた。トイレは和式でこのあたりも昔のまんまか。


浴室の扉をあけると、薬湯のいい匂いが漂ってくる。この日はヘルスケミカルのワイン湯だった。
作りはいたって標準的なもので、真ん中に島カランがあり、左壁は手前に立ちシャワーが一つ。その先にカランが続く。


浴槽は奥にあってL字型。
左が深浴槽で先ほども述べたように薬湯で温度は41℃前後とマイルド。最近は熱湯ばかりだったので、このあたりだと新鮮に感じた。
隣が主浴槽の白湯。
左がなにもなくて、右端にバイブラ。そこから手前にかけて座湯がふたつ。
一番手前が水風呂である。温度計は22℃を示していたが、実際はかなり冷たく、おそらく14℃ぐらいか。
ここは川崎の銭湯らしくサウナもあって、手前右側にある。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用


さらにここは露天風呂まで備えてある。サウナと水風呂の間にある通路の右扉をあけると、最初は外気浴用の椅子が目に飛び込み、その奥に3~4人は入れそうな露天風呂があった。
岩風呂を模しており、38℃ぐらいとかなりぬるい温度。
露天風呂からは煙突もみえて、住宅街にありながら、なかなか開放感がある。


浴室内は若干古さを感じさせ、いたるところが剥げかかっている。カランのハンドルはプラスチックの地肌がむき出しになっており、その歴史を物語っていた。
ただ、逆にいえばそれだけ懸命に磨き上げてきた痕跡でもあり、経営者の真面目さを裏付ける証拠でもあるだろう。
実際に室内はとても綺麗だった。
自転車の世界でいう「汚れは恥。傷は誇り」といったところか。
日常で使うには、まさに理想的な銭湯ではないかと感じた。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 小田栄
経路 川崎方面へ進む
周辺の環境 住宅街

●空間演出
建物外観 昔ながらの建物
壁画・眺望 土器をモチーフにした現代美術
統一感 あり
置物 なし
照明

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 やや小さめ
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 薬湯、バイブラ、座湯、水風呂、露天風呂
サウナ あり
温度 38~41℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 真面目
清潔さ きれい
貸しタオル あり(0円~50円)
備え付け なし

◆人
受付 30代後半あたり
客層 高齢者


【案内】

住所
〒210-0837 
川崎市川崎区渡田3-14-7

電話
044-333-7683

営業時間
13:40〜24:00

定休日
7日・17日・27日

※神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載