しゅぷりったあえこお nano

ブログ版 シュプリッターエコー

道化を演じる新聞――ガソリン税

2008-04-07 22:47:10 | 報道
 ガソリン税を廃止すると、国中が混乱におちいってしまう。
 自民党政府はなりふりかまわずそう言い立てて、福田首相なんて、あなた、まだなにも起こっていないしだれも謝ってくれなんて求めてないのに、「混乱をとめられなくて、首相として国民に謝罪します」とまで言ったんですよ。
 リア王の道化ならソクザにこう言ったでしょうね。
 「オッサン、あんた、道化よりも道化だね」

 でも、まあ、福田さんが道化を演じるのは、福田さんらしいミエミエのことだからまだ罪が浅いとして、自分も道化を演じながらいぜんとして王様のような顔でおさまってるのがいますねえ。
 このヤカラはいつもオレほどエラいものはないとガンコに夢想を続けている。
 日本の新聞ですよ。
 自民党政府のシリ馬に乗って、混乱する、混乱する、と大合唱をしておいて。
 オレたちこそシンジツを見抜いている、って顔でねえ。

 どこで混乱が起こりました?
 そりゃあ、ガソリンスタンドは大変だったでしょうよ。
 しかしあれを混乱というためには、国民のせめて半分がガソリンスタンドの従業員か従業員の家族でなきゃあ、説得力がないでしょう。
 従事者が5000万人もいたら、すなおに大パニックだと認めますよ。
 でも、ガソリンスタンドでも先の見える経営者は3月中の在庫をおさえて、これをチャンスに大もうけをしたというじゃないですか。

 混乱どころか国民は大喜びをしているのが実態でしょう。
 首相は謝りっぱなし(笑)、新聞は言いっぱなし(怒)。
 両方とも賢いガソリンスタンドに比べたら、足元にもおよびませんね。

 が、それはともかく、国民ひとりひとりが自分の意見をちゃんと持たなあかん時代になりましたなあ。
 新聞もこんなにいいカゲンなんですから。