岡田監督が華麗な変身

　タイガースファンのみなさん。
　今シーズンは岡田監督の采配(さいはい)が変わったように思えません？
　
　甲子園での第一戦もドラゴンズを相手にみごとに勝ちました。
　とても理にかなった作戦でした。
　赤星が出塁した二度のチャンスには、接戦のゲームのセオリーどおり、平野にバントを命じました。
　結果的には平野がバントを失敗しましたが、それは平野の力量がまだ完璧でなかったということで、監督の作戦としてはファンに納得できるものでした。
　平野も次回にはちゃんとバントをするでしょう。
　そして７回に訪れた同じような三度目のチャンスには、ここを勝負どころとみて、平野の代打に桧山を送って、その桧山がきれいなタイムリーをライト前へ打ったのです。
　これぞ監督の仕事という采配でした。

　今年の岡田監督はヒット＆ランも積極的に使います。
　ひたすら“待ち”に終始した去年までとはずいぶん違います。
　試合の全体像が展望できるように、視野が大きくなったのでしょうか。
　こういう岡田監督なら、ファンとしても何も不満を言うことはありません。
　こんな大きな変身が起こるとは想像もできませんでしたが、この調子で行ってもらいたいと思います。